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特集/映画「TYHOON/タイフーン」主演:チャン・ドンゴン
映画「タイフーン」プレミア会見 CAST & STAFF 北朝鮮からの敗北者(背景) ドンゴン様、大好き“ウフフ”の日記
ドンゴン様、大好き “ウフフ”の日記
Dairy
3月6日(月)【タイフーン】記者会見 ~ 帝国ホテル孔雀の間・取材450名 11:30~ ~
2005年12月1日 韓国公開
1週間で180万人を動員し記録をぬり変えたという 【タイフーン】 今後、アメリカ、カナダでも公開を控えている 超話題作 だ。

10:45 マスコミ受付 やってきました!!記者会見。
熾烈な場所とりでボロボロになるよ~、と威されてビクビクしていた私。
今回は抽選やらジャンケンやらで場所取りはスムーズ。
私もジャンケン参加で一番勝ち!!  
(実は今日に運を使いたくないんだけどなぁー、と思いつつ・・。)

 

11:00 入場

スチールカメラマンのすぐ後ろに自分の席をゲットし、準備OK!
ノート、ペン、ボイスレコーダー、デジカメ を用意。
後は始まるのを待つのみ!!
目の前にドンゴンさんが現れて黄色い声がでてしまったらどうしよう~
なんて心配しながら、少しきりリとライター気分に。

 

11:30 記者会見開始 司会の イトウサトリさんが まえふりを話す。
その後PRVTR上映。
そして・・・・・・・~~~
いよいよクァクキョンテク監督、チャンドンゴンさん、イジョンジェさん、イミヨンさん、
マークディビットの登場!!!!!!

 

11:40~45 登場! 拍手に迎えられ舞台上に登場の5人。
チャンドンゴンさんのお顔はいくぶん緊張しているのか、硬い表情。 
まずは席に着くと通訳さんの場所を確かめる。
今回の彼の役どころは、朝鮮半島へのテロを企てる、現代の海賊「シン」の役である。
「こんにちはチャンドンゴンです。又お会いできて嬉しいです。」
と滑らかな日本語での挨拶。
(うーん、うまくなったなぁ。某CMでギャクにされていたけど・・・
そのせいか?〈定かではない〉特訓したのかも。)
今日の彼の出で立ちは、白のスーツに襟元白いラインのグレーの丸首インナー。
以前は肩幅が広く、首が短く見えるのを気にして、襟元はあいている物を好んでいたらしいけど、
(ドラムを叩いていたこれも某CMで着ていたTシャツは、
元々丸首なのを 本人の希望でやぶって着たらしいですよ。)
今は丸首もOKになったのかな。
この【タイフーン】にむけて厳しい減量をした時よりも頬が少しふっくらしましたね。
うん。でもこの位のほうがなんだか心配しなくていい感じ。
「韓国の仲間と撮った映画で皆様にご挨拶することになりました。
この【タイフーン】を気に入ってくださると嬉しいです。ご声援をお願いします。」
と日本公開への意気込みを語る。

一方海賊「シン」を追い詰める、韓国のエリート将校カンセジョンを演じるイジョンジェさん。
イジョンジェさんは白のセーターにドット柄のスカーフ。
のびたくせ毛とあいまって、昔のアニメのヒーローみたい。・・・誰だっけ?うーむ。
おしゃれで有名なイジョンジェさんだけど、今日は正直ビミョーです。(ごめんなさい)
「私が最も愛している映画の一番にもあげることのできるこの【タイフーン】に
皆様もたくさんの愛情を注いでください。ありがとうございます。」とコメント。
時折まぶしそうに目を細める。
落ち着いてリラックスしている、大人の魅力。
さまざまな役をもこなす人間のキャパを感じる人だなぁー。
シンの生き別れた姉、シンとカンセジョンとを結びつける運命の女性チェミンジュを演じる、イミヨンさん。
紺の薄手のワンピースに白のインナー。
にこやかに「私にとって初めて日本に紹介する映画がこの【タイフーン】であることが嬉しく思います。」と挨拶。

そして急遽駆けつけたという、シンの海賊の仲間を演じるデビットりーマクビスも短く一言。
「日本で公開されて嬉しく思います。」 (かっ簡単すぎる。)
続いてクァクキョンテク監督。
チャンドンゴンさんとは「チング 友へ」以来、5年ぶりにタックを組む。
ほっとさせるようなほのぼの容姿とは違い、骨太の映画作りに定評がある監督だ。
「脱北した家族とお会いして話しを聞いて、この映画をつくろうと思いました。」
監督のお父様も北の出身だという。
「現実にこのような家族が、社会に取り残された人々が〈いるのだ〉ということをこの映画を通して訴えたいと思います。」と語った。
撮影中にあった時のげっそりした頬がだいぶ元にもどってきたみたい。
彼の言う通り、よほどハードは毎日だったのだろう。

※それぞれの話を聞いている間、ドンゴンさんはしきりに目頭を押さえている。
「まぶしいのかな?」
時折、おしぼりに手をやっては額やあご先にもっていく。
最初は緊張しているのかな?と思ったけれど
「体調が悪いのかな?」 と心配になる。
そういえば 今回ソウルを発つ時のドンゴンさんに、あまり笑顔がなかったと
ソウルのファンが心配しているようだった。・・・・・
取り越し苦労だといいのだけれど。

 

11:45~12:00
質疑応答
この後は質疑緒応答が始まる。
印象に残る、好きなシーンについては皆、ウラジオストックでの
〈シンと姉との再会シーン〉をあげているのが印象的。
「感情表現が激しいシーンだけに深く印象に残っている。ウラジオストックという街の雰囲気も楽しめました。」とドンゴンさん
「再会後、シンが撃たれた姉を連れて逃げていくのを見ながらも、止めることができないカンセジョンの心の葛藤を描いているシーンが気に入っている」 とジョンジェさん。

その他の気に入っているシーンについてドンゴンさんは
〈トイレで外交官を暗殺するシーン〉をあげている。
驚いたことに撮影の初日に撮ったシーンだそうだ。
激しい憎悪を内包した鋭い獣のような目の光。「人の肉を食ったことがあるか?」
というセリフに背筋が寒くなる。
「その後シンというキャラクターを練ることができ、人物像が固まったという意味で満足しているシーンです」とドンゴンさん。
「puromise」でみせた奴隷クンルンの無垢な瞳と 同じ人物が演じていると思うと
つくづく俳優って超人的な職業だな・・・・と唸る。
海賊の役づくりのために 10キロの減量をし、タトゥーを描き、顔、体に傷をつくった。
脱北者の方々にも会った。

イジョンジェさんも役づくりのために、かなりの準備期間を訓練や筋肉づくりに割いた
という。上半身裸になり浜辺を走るサービスシーン(?)を当初は 「最初に撮って!」
とお願いしていたが、どんどん欲が出て、トレーニング、筋肉づくりを続け、結局は
最後に撮影したという。かなり満足そうだ。
※・・・・この身体については、監督とドンゴンさん、ジョンジェさんと一緒にお風呂にはいった
とき、ドンゴンさんは彼の身体を見て、「シュワちゃんみたいだー」
と感嘆したそうですねー。自分の身体について「お見せできるものではありません」と
謙遜?していたドンゴンさんにとってはさぞやうらやまし(?)かっただろう。なんて。

「なんでこんな大変なシナリオを書いてしまったんだろう~とおもう位、非常に難易度の高いシーンばかりで肉体的にも精神的にも辛かったぁ~!!」とぼやくクァクキョンテク監督は、この作品で伝えたいことについて
「朝鮮半島が唯一の分断国家であるという事実。そんな枠組みから取り残された人たち(脱北者)がいることを同じ民族として関心をもっていただきたい」としながらも
「映画はストーリーが楽しくて然り。メッセージはメッセージとして受け止めて頂き、エンターテイメントとしてこの映画を楽しんで下さい!!」
と4月8日公開に向けての言葉で結んだ。

※ 監督が「もう大変で~」とぼやくとドンゴンさんはめちゃくちゃ笑って監督を見る。
監督が発言する度に何か言いたそうに笑い、「やばい~」とその笑いをおさめる
いたずらっ子っぽい表情がたまらなーくかわいい!!

 

12:18
フォトセッション開始

舞台上から5人一度掃いてから(舞台からおりるとき、ドンゴンさんとジョンジェさんは
お先に、お先に、と背中を押しながら譲り合い。男同士のスキンシップがお好き?)
再び登場し、フォトセッション開始。

※「中央をむいて~、はい左~、最後に右~、はーいにっこり」的な掛け声がおかしい。
疲れ気味だったドンゴンさんもやわらかな笑みでこたえる。さ、さすがだ。
ドンゴンさんの右手は監督までのびていたが、イミヨンさんの腰に落ち着く。
それでも、触れるか触れないかでグーを軽く握ったままなのがドンゴンさんらしいというか。
昨年の韓国の映画祭でもエスコート下手を発揮していたなぁー。
ま、その不器用さがたまらなく愛しくもあるのだけど。くふふ。

 

12:25 終了 ドンゴンさん改めて振り返り一礼して去っていく。
しばし掃けた会場を見渡す。
すでにさっさと舞台上の看板?が撤収される。・・・はやっ・・・・
ここにドンゴンさんがいたんだなぁーとほんの数分前のことなのに
現実味がないのがちょっと・・・悲しい。

 

 


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