あの「SAYURI」や、某有名化粧品メーカーのCM“世界が嫉妬する”のキャッチフレーズでも有名な東洋の至宝、チャン・ツィイーは、細くしなやかな身体、きめの細かいぬける様な白い肌・・・艶やかな黒髪。
アジアの女性美の象徴であるような彼女はハリウッドや国際映画祭で注目される、今最も輝くアジアンスターである。
初めてみた彼女の作品はデビュー作『初恋のきた道』。 一心に人を思う純真な姿に心を打たれたのを思い出す。 言葉こそ少ないが 想いを伝えたいという健気な気持ちを全身で表現していた。 なんといっても、赤やピンクの綿入れ服ともんぺ？におさげ髪のチャン・ツィイーの可憐なこと。
初恋に頬をそめ、農村の風景をややがに股気味で走っていた彼女が
数年後、優雅なドレスを身にまとい、レッドカーペットを歩く国際的な女優になろうとは容易に想像できただろうか
その後出演した『グリーン・デスティ二―』、『ラッシュアワー２』で国際的に知名度を上げた彼女は次々と有名な監督からのラブコールをうける。更にチャン・ツィイーを見出したチャン・イーモウ監督の『HERO』では激しいアクションと少女から女への顔を見せ、成熟していく姿をみせてくれた。
最近の話題作は花街の芸者を描いた『SAYURI』。チャン・ツィイーは主人公の「さゆり」役に日本を含め、アジア全土の女優の中から選ばれた。その中で彼女は着物を着こなし、舞っている。（日本舞踊とはちと違うけどね～） 私のお気に入りは、コン・リーとの格闘シーン。新旧売れっ子芸者の喧嘩のシーンなのだが、チャン・イーモウ監督に見出された中国出身の先輩、後輩女優二人が取っ組み合うシーンはストーリーさながら、「よくぞやってくれました！」と勝手に二人に拍手を送ってしまった。
「なんでも演じてしまうひとだなー」とつくづく思う。以前インタビューで「俳優として色いろ変化をしていきたい。若い俳優はどんどん違った役にチャレンジするべきだと思っている。」と話していたが その言葉どおり、“こんな事までやっちゃうのー？”という役まで演じている。よく評される「幸運な人」であるチャン・ツィイーは「努力の人」でもあるのだ。 又彼女はそのチャレンジの結果に対する評価を恐れない。（実際に芸者「SAYURI」を演じたことで本国である中国の一部の人々からバッシングを受けたのは記憶に新しい） 「勇気ある人」でもある。
努力と勇気、そして「幸運」まで味方にした彼女。（しかもあの容姿！！）
そんな彼女にいま、まさしく世界は嫉妬している。 （CMのキャッチみたいだ・・・・・）
最新作は『夜宴（ザ・バンケット）』 9月よりアジア順次公開。
台湾での会見とイベントには、チャン・ツィイーのスポンサーである
Dior（2007年、春夏の新作）で、全身（ドレス、ジュエリー、靴）を決めて登場！
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