〈ファンミーティングレポート〉

2月の寒さも吹き飛ばすような熱気に包まれた会場に、ドラマのメインタイトル曲『涙が出る』が流れると
歌手、シン・ジェさんが登場。ドラマの中で流れてきた、悲しく切ないこの曲に涙したファンも多いのでしょう、会場にはすでにすすり鳴く声が。シン・ジェさんの抜群の歌唱力に、一気にドラマの世界に引き込まれます。 そしてドラマのシーン映像の後に、いよいよチョ・ヒョンジェさん、ナム・ギュリさん、チョン・イルさんが登場!会場は割れんばかりの大歓声です。



たくさんのファンの歓声にやや緊張気味の笑顔をみせる三人ですが、それぞれに近況を含めた話で第一声を聞かせてくれました。
『今はドラマの撮影で忙しくしていますが、皆さんのお会いするために韓国から駆けつけてきました!!』(チョン・イルさん)  『このドラマが本当にたくさんの皆さんに愛して頂いて、そんな声援にお応えできるよう、今後も一層作品に励んで行きたいと思います。』(チョ・ヒョンジェさん)
『女優としての来日は初めてです。とても緊張しています。』(ナム・ギュリさん)

巧妙なストーリーにはまる『中毒者』を生むことでも有名なこのドラマ、三人にとってはどんなドラマとして心に刻まれているのでしょうか?『この作品は僕にとってとても大きな意味を占めている作品です。ソン・イギョンという、愛する女性にもう一度巡り会い、そしてもう一度ピリオドを打たなくてはならない・・・本当に胸が痛みました。今もこの作品は余韻として胸に残っています。』(チョン・イルさん)
『除隊後初の出演ということで、慎重に時間を掛けました。この作品を選んだのは、これまでにないファンタジーラブストリーが僕にはとても新鮮でしたので。演じながらとても感動し、僕にとってとても大切で重要な作品になりました。』(チョ・ヒョンジェさん)
『自分がこれまでどのように生きてきたのか?と振り返るきっかけとなった作品です。自分は周りの人に優しくしているのか?迷惑をかけているのではないか?と考えるようになりました。同時にどんなふうに生きていくべきかを考えるきっかけを与えてくれた、私にとって有り難い、とても大切な作品です。』(ナム・ギュリさん)  ファンと同様に俳優さんにとってもたくさんの余韻を残す大切な作品となったようです。



ハイライト映像が流れ当時を振り返りながら、改めてドラマの役どころや苦労した点を聞かれたナム・ギュリさんが『裕福な家庭に育ち、結婚を控えた時に事故に遭い魂になるという役どころ。そして改めて自分自身を振り返り、見つめなおすという役ですが、一番苦労したのは寒さでした。私の衣装がとにかく薄くてカイロをはることもできず、ブルブル震え、寒さでNGが出てしまったこともありました。』と話すと 『僕はスケジューラーという役ですから寒くなんてありませんでしたよ!』と強がっていたチョン・イルさんのほうが実はナム・ギュリさん以上に寒さに震えていたことを暴露され笑われる一幕も。
デビュー作からなぜかずっとオートバイに乗る役をしてきたというチョン・イルさんは
『おかしなことにバイクに乗っている作品はすごくヒットすることが多いんです。』としながらも
『でも残念なことに、今撮っているドラマはバイクではなく馬に乗っています~』とまたまた会場を沸かせました。 チョ・ヒョンジェさんは『今回の役で特に難しかった点は、僕が演じたハン・ガンはジヒョンとイギョンを同時に愛することになりますが、そこをどう表現するのか解らなくなる所があります。そのシーンに僕自身も共感することがあり、悩んでしまいました。』と役づくりの苦労を語ってくれました。
チョ・ヒョンジェさん演じるハン・ガンはワインバーのオーナーでしたが、チョ・ヒョンジェさん自身も赤ワイン好きなのだそう。それを知る日本のファンがプレゼントしてくれた、たくさんの赤ワインは親しい人達と一緒に飲んで楽しんでいるとの事。赤ワインを贈ったファンには嬉しい報告ですね。さらに 『艶肌は赤ワインのポリフェノールのおかげ!』と美肌の秘訣?まで教えてくれました。
チョン・イルさんへのファンからのプレゼントは、以前のファンミーティングで韓国の茶道を披露したことから「お茶」が多いらしく 『最近はお酒が好きでよく飲みます! ですから今後はお酒のプレゼントも大歓迎です。』 茶目っけたっぷり、またしても笑わせてくれました。



思い出に残るシーンや撮影中のエピソードについて話が及ぶと、
ナム・ギュリさんは 『私の場合は病院で横たわるシーンが多く、ある時ペ・スビンさんが傍らで泣くシーンで、疲れて寝入ってしまいイビキをかいてしまったんです。それが可笑しかったのかペ・スビンさんが笑い出してNGになりました。悪いことをしてしまったなと思いました。』と、以外なエピソードで沸かせ
チョン・イルさんは 『イギョンと別れるシーンが心に残っています。僕はこれまでそうした恋愛物の演技をしたことがありませんでした。自分が愛している女性を残して去らなければならない事に、本当に胸が痛くなりました。先程もその場面の映像が出ましたが、今でもそのシーンを見ると胸がジーンとしてきます。』と、語り、会場のファンも大きくうなずいていました。
更に、この作品のメガホンをとった、チョ・ヨングァン監督について、チョ・ヒョンジェさんが
『監督は若い方で、気負うことなくリラックスして演じる事ができました。イケメンで物静かな方です。』と語った所で、なんとチョ・ヨングァン監督ご本人の登場!
『私が先ほどからご紹介に預かったイケメン監督のチョ・ヨングァンです(笑)。』と笑わせ、
『ここにいる三人と仕事ができて幸せでした。ドラマの結末について最終回の放送後に友人から文句を言われましたが・・・最初からこの結末を思い描いていて変えるつもりはありませんでした。その気持ちは今も変わりません』 と作品に対する想いを語ると、その真摯な姿に会場からは拍手が沸きました。
「涙」が重要なキーアイテムであるドラマ『私の期限は49日』。
舞台上四人にとっての「涙」とは?の問いに
『僕にとっての涙とは、自分自身の率直な感情。真心ではないかと思います。』(チョン・イルさん)
『生きていて涙を流せるのは、本当に幸せなことではないのかという風に感じます。』(チョ・ヒョンジェさん)
『涙を一言でいうのは難しいですが、私も涙を流すときは熱い気持ちになったり胸がいっぱいになったり、そんな時に涙を流すのですから、涙を流せることは幸せなことだと思います。』(ナム・ギュリさん)と、それぞれの思いを答えてくれました。
チョ・ヨングァン監督は『まさにこのドラマのキーワードは涙といってもいいですね。涙という言葉からスタートしたドラマとも言えます。100%の純粋な涙の定義も難しく、それを探すのは大変なことだと思います。自分のために泣いてくれる人がいるのだろうか?という質問を皆さんに投げかけたく思い、その答えを探すために私自身も努力しました。』と作品に込めたメッセージについて話してくれました。



後半にはチョン・イルさんが『かかし』を歌い上げ、続いてナム・ギュリさんが『I’m in love』を披露。
熱い声援をあびました。その後にはプレゼントをかけた『「私の期限は49日」○×クイズ』がスタート。
クイズに残った9名に、その場で作ったハンドプリンティング&サインや私物プレゼントされました。



最後に三人からファンへのメッセージが。
『1年ぶりに皆さんとお会いできて楽しく過ごすことができました。今回は、ドラマの撮影中で十分な準備ができませんでした。今度お会いする時には、もっともっと成熟した姿をお見せし、楽しい時間を過ごしたいと思います。皆さんに恥ずかしくないような役者になれるよう、努力してまいります。サランヘヨ~。』
(チョン・イルさん)
『今日はとても意義深い一日となりました。俳優として初めてこのような場所に立ちましたが、本当に楽しかったです。本当にありがとうございました。』(ナム・ギュリさん)
『皆さんは、僕がどこにいても、ずっと愛を送り続けてくださいました。本当にありがとうございました。最近は特に、皆さんが贈ってくださる愛の気持ちを強く感じております。これからも俳優として素敵な姿をお見せできるように、努力をしていきたいと思います。本当にありがとうございました。』(チョ・ヒョンジェさん)
そして、チョ・ヒョンジェさんが『何もなかった、たった1日だけ生きるとしても』を熱唱。ファンへ最後のプレゼントを贈り、ファンミーティングが終了。



そのあとにはロビーにて出演者3人とのハイタッチ会もあり、大満足のファンミーティングとなりました。







「私の期限は49日 DVD-BOX1&2<ノーカット完全版>」

発売日:発売中
価格:各¥19,950(税込)
発売元:フジテレビジョン/ポニーキャニオン
販売元:ポニーキャニオン
(C)2011 SBS




2012.2.11
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