会場であるパシフィコ横浜には4700人のファンが３階までぎっしりと席を埋め、ステージ上はオアシスを思わせる南国の木がセットされ、｢秘密の楽園｣のよう。木々の間にはピアノやバンドセットが置かれ、これからのパフォーマンスにファンは心を躍らせてヒョンビンの登場を待つ。
会場が暗くなり司会者がヒョンビンの登場を促すが・・・・・・？彼の姿が見えない。
すると会場の上方から悲鳴のような声があがる。なんと３階席のファンの前からの登場だ。
のっけからのサプライズに会場は歓喜の声で割れんばかり。ヒョンビン自身ももみくちゃにされながら舞台に上がる頃には熱気で汗グッショリ。それでも｢皆さんと近くで会いたかった～｣とファンに笑顔を向け拍手の嵐の中イベントがスタート。

この２年間、映画やドラマに精力的に出演してきたヒョンビン。
映画｢私は幸せです｣では純粋であるが故に精神を病んでしまった青年の役を。ドラマ｢彼らが生きる世界｣ではリアルに人生を生きている等身大の役を。そして最新作のドラマ｢チング｣ではコンプレックスを持って育ち、友情とプライド、そして愛に葛藤する裏社会の男『ドンス』を演じて話題となった。映画版のイメージが強いために疑問にも思えるこの選択もヒョンビン自身はトーク中「以前からドンスのような役やクァク・キョンテク監督に憧れていたし、ドラマではより多くの物をお見せできると思いました」と語り揺るぎがない。そんなヒョンビンへ「チング」で共演したキム・ミンジュンらからビデオメッセージが。　また話は彼が所属する野球チーム「プレイボーイズ」へ。ヒョンビンほかチャン・ドンゴン、チョン・ウソン、キム・スンウら錚々たる顔ぶれのこのチームで週末には一般のチームと試合をしたりと、リラックスした楽しい時間を過ごしているとのこと。また最近では自転車を走らせるのもストレス解消！と漢江周辺を風をきって走る彼の姿がモニターで映し出された。

この日はヒョンビンの誕生日。ファンからは英語とハングルでバースデーソングをプレゼント。
そして彼から私物の数々や、更になんとピアノの生演奏がファンへプレゼントされた。　
ヒョンビンがピアノの前に座る前には必死で練習を重ねる彼の姿が映しだされファンは胸がいっぱいになる。
そんなところへ緊張の面持ちの彼が演奏をスタート。途中やり直しの場面もあったが、美しい音色と彼の気持ちに胸に手を当て聞き入るファンの姿が目を引いた。
この後ドラマ「チング」ＯＳＴでヒョンビンが参加した「手に入れられないおまえ」ほか歌声を披露して、「ファンの皆さんが楽しんでもらえたら・・｣という言葉が全てを語るようなヒョンビンの愛情がたくさん詰まったイベントが幕を閉じた。