日韓アイドル共演！　観客参加型の新感覚ミュージカル！ ＜制作発表記者会見＞

昨年６月に初演し、10,000年を動員した人気公演、　
韓国発のオリジナルミュージカル『ON　AIR　～夜間飛行～　』が、２月５日（木）～２月１２日（木）Zeppブルーシアター六本木で再演される。今回の公演は、前回主演のジェイ役を務めたユナク（超新星）に加え、新たにケビン（U-KISS）、チョンジ（TEENTOP）のトリプルキャストが決定した。
日本人キャストとして昨年宝塚退団後初のミュージカルとなる元雪組娘役トップの　愛加あゆ、
前回出演の　綿引さやか、また今回初となる松原剛志も出演し注目を集めている。

1月20日都内にて、演出家、プロデューサー、主要キャストを集めての制作発表会が行われた。

取材陣と、会見参加権を手にしたファンが見守る中、前公演のダイジェスト映像に続き
ユナクと愛加あゆが　登壇し、オリジナル楽曲《最初で最後》を披露。

その余韻に会場に残る中、ソン・ジョンワン（演出家）、シン ジョンファ（総合プロデューサー）、松原剛志、ユナク（超新星）、綿引さやか、ケビン（U-KISS）、愛加あゆ、チョンジ（TEENTOP）、ジュン（U-KISS）、ヨンウォン（Apeace）が登壇、会見がスタートした。

各自の挨拶のあとに質疑応答に。

―　韓国の創作ミュージカルですが両国の俳優で公演することになった理由をお願いします
シン・ジョウファ（演出家） : 「2008年初演の『ON　AIR　～夜間飛行～　』 はアイドルスターとラジオのプロデューサーが恋に落ちるという作品で、大きな特徴は 観客が参加する というミュージカル。 両国でアイドルスターは人気ですが、 それぞれのスターが脚光を浴びてはどうかと 皆さんに楽しんで頂きたいとおもいます。世界公演に先駆けての、日本での公演だと考えています。日本のみなさんと密着したミュージカルができればと企画しました。」

―それぞれのキャストの魅力について
ソン ジョンワン（総合プロデューサー） ：「松原剛志は 親切であたたかい人柄が 観客、スタッフに伝わるんじゃないかなと思います。
ユナクは 歌手ではあるが、俳優としても素晴らしいと思う。とてもスマートで鋭い感覚を持っていますので この作品にとても助けになると思います。
綿引さやか　さんは、とってもハキハキとした元気な「あや」という感じの方。そしてなにより女性として魅力的です。
ケビンは、ジェントルマンでスイートな魅力があります。僕は男性だけど たまに心を溶かされてしまう事があります。皆さん共感されるのではないでしょうか…（笑）
愛加あゆさんは可愛いらしいです。酔っ払った演技がとっても上手です。ぜひ確認して欲しいです。
チョンジは、外見より男らしくカッコよく、男！という感じです。典型的なふざけん坊でギャグを言ったりムードメーカー的役割もしてくれます。チョンジさんが愛加あゆさんに沢山お酒を飲ませ、愛加あゆさんが大変酔っ払ったエピソードがあります。
ジュンは 全てのキャストのなかで 一番 ミュージカル俳優としての素質を持っていて発見の多かった人。 まだ19歳だが 迫力がありエネルギー溢れた演技ができるので 凄く期待しています。
ヨンウォンは 1番の特徴的なのは音楽的な才能が素晴らしい。声がとっても甘美で素晴らしく表現力豊かなので 彼の歌声を聴いてるだけで癒されるのではないかと思います。」

―再演、二度目ということで 特に工夫してるところはありますか？
綿引さやか　：「大好きな作品に またユナクさんと共演できて嬉しく思っています。前回私が感じた作品の魅力をもっと掘り下げ、国や言葉の違いにとらわれず力を合わせて行く素晴らしさ、理解することの素晴らしさを もっとパワーアップしてお届けできたらいいなと思っております。」

―2010〜2011年韓国公演以来 出演することになった気持ちは？
ケビン（U-KISS） ：「5年ぶりとなりますが、またON AIRに出演することになって 本当に嬉しいです 今回は日本でのミュージカ公演で本当に楽しみです。今回は全部日本語でやるので。最初は心配があったんですけど、日本語の勉強も一生懸命したので期待してください。」

―他の作品と違う「ON AIR」の魅力は何ですか？
ユナク（超新星）： 「 “ON AIR” は毎回違うストーリーを感じられるミュージカルだと思います。ラジオ放送を ファンに参加してもらったり お客さんと一緒にストーリーを作る場面もあります。
SPARK（劇中のアイドルグループ）のメンバーのパフォーマンスもあるし、いろいろ他のミュージカルでは見られない、ライブとか、またライブ・・・またライブという感じ！　何回みても違うストーリーなので。さっきご覧頂いた通りアドリブが多いんですよ。毎回緊張してやっていたけれど。楽しいミュージカルだと思います。」

―韓国ミュージカルと縁がありますが 作品への意気込みを
松原剛志：「2012年に日本版 「パルレ」に初演したことによって この縁が生まれた思います。昨年もシンチョンの日韓合同のイベントに呼んでいただき今回 3度目になるのですが本当に縁があったと感じています。韓国のスターさんのおかげでTwitterのフォロワーが倍増しおどろいています。これをモチベーションに 本番はお客様を楽しませたいとおもっています。

―宝塚歌劇団退団後初の舞台、本物の男性と共演される気持ちは？
愛加あゆ：「この“ON AIR”に出演させて頂けることを光栄に思っています お稽古に参加する迄は どうなるんだろう・・・と わからなかったんですが… 。宝塚の舞台の時も本当の 男性と思ってお芝居していたので、何の迷いもなく取りかかれました。やっぱり本物の男性は逞しくて、男らしくて、新鮮です。こんな素敵な方々に囲まれて、「ケンチャナヨ？」って声を掛けて下さって。素晴らしいスタッフ、キャストに見守られている環境に感謝しています。」

―チョンジさんがミュージカルに興味があるという記事をみたプロデューサーが出演をオファーしたそうですが 感想は？
チョンジ（TEENTOP）：「歌手として活動していますので歌手としては自信があるのですが、ミュージカルはチャレンジだと考えています。他のキャストの皆さんも親切で、稽古も問題なくスムーズにさせていただいて 光栄に思っています。」

— ミュージカル初挑戦ですがどんな気持ちですか？
ジュン（U-KISS）：「今回のミュージカルが初挑戦ですが ケビンさんの足を引っ張らないように頑張ります。今も緊張しています。」

―　ミュージカルは初出演ですが APEACEの他のメンバーの反応は？
ヨンウォン（Apeace）：「日本で活動しながら生活しているんですけど、ミュージカルの稽古は韓国なので、最近 あまり連絡をとってないんです。けれど さっき電話があったんです。「お兄さん 何やってるの？演技できるの？」って（笑）。初めての事で、僕が演技をしているのを見たことがないので。いつも、それがメンバーの愛情表現なので・・・後ろで支えて貰ってると思いメンバーの分まで頑張ります。やはりすごく緊張もしてるし、バタバタしているんですけど いい勉強になってると思っています。　僕はジェイさんたちのライバル ケルビン役です。主役にまけないよう頑張ります。楽しみにしていてください。」

―　ジェイとはグループのリーダーで軍も除隊したという共通点がありますが、演じる上で超新星を参考にしたことはありますか？
ユナク（超新星）　：「やっぱり違うんですよ。年も違うし みんな若いし 僕の言う通りにちゃんと聞いてくれる優しい4人です（笑）。SPARKの方が優しいし、もっと頑張ってるし SPARKを愛しちゃいました（笑）。」

―ケビンさんはルックスも美しくて演出家がスイートな魅力があると言っていますが。
ケビン（U-KISS）：「有難うございます。」

―　ジェイを演じるに当たり難しい点は？
ケビン（U-KISS）：「ジェイは生意気で 感情のまま行動するタイプですが 僕とは全然違う。僕はやさしいほうなので、ジェイ役を演技するのが大変だったんですけど。今回のミュージカル“ON AIR”では、僕を変えるより僕のスタイルで、ジェントルで男らしくて魅力的なジェイを見せたいです。頑張ります！」　（とファイティングポーズ）

― チョンジさんは 男らしい性格だと紹介されていましたが、自身の性格もジェイに似ていると思いますか？
チョンジ（TEENTOP）：「 前回の 「カフェイン」 というミュージカルでは、その役に僕が一生懸命あわせるというような感じだったのですが、今回の“ON AIR”　に関してはジェイと僕の性格が本当に似ていると思いますので、僕の性格そのままで無理にあわせなくても十分にあっているのではないかと思います。

―ジェイの中で最年少ですが、どのように演じたいと思いますか？
チョンジ（TEENTOP）：「僕の場合は、とてもシックでそしてカッコよくて女性に対して優しい女性に配慮ができる・・・そんなジェイを演じてみたいと思っています。」

―　前回の公演では早口言葉などアドリブがとても多かったそうですが、今回はアドリブはありそうですか？
綿引さやか　：「お願いします～お手柔らかに！ 早口言葉は台本には元々はなくて、ユナクさんが日本語がお上手で、アドリブでみなさんを楽しませてくださったので、私も楽しんで頂こうかなと思って早口言葉を用意したんですけど・・・それはそれは素晴らしいクォリティで返されてしまって～それから毎回、色々やるようになったんですけれど。　今回もっともっとパワーアップしたものをお届けできるんじゃないかと思っています。色々準備しておりますので・・・早口言葉を(笑)。 」

ユナク（超新星）：　「準備したんだ？」　（ここで「隣の客はよく柿食う客だ」と早口言葉を
「こっちも準備してるから！（笑）」

―　本作で、観客のみなさんとステージを繋ぐ役をたくさん演じることになりますが？
松原剛志 ：「 僕自身はもともとアドリブに強いほうじゃないんですが、舞台の上のキャストの方はもちろん仲間だし、会場のお客さんは僕たちに愛情を持って仲間としてファミリーとして応援してくれると思うので、安心してできるんじゃないかと思っています。あとはユナクさんとかが僕をいじめなければなんとかなると思います 。」

―　3人のジェイがいますが、それぞれの魅力を教えてください。
愛加あゆ：　「この時間で語り尽くせないですね、ありすぎて…。まずユナクさんは本当に男らしくて逞しくて知的でかつユーモアのセンスもあり発想力が豊か・・。すごく忙しくて大変だと思うんですけど、作品全体のことをすごく考えていらっしゃって、本当にたくさんの方々にアドバイスしている姿を見て、私は本当に心から尊敬しております。ユナクさんとお芝居させていただいて、もっともっと学びたいなという気持ちでいます。よろしくお願いします。ケビンはすごく可愛らしい面と、すごくカッコいい面とギャップがあるところが魅力だと思います。まわりのスタッフや私たち共演者に、いつも笑顔で　「大丈夫？」って声をかけてくれたり・・ケビンが来ると 癒されると思います 松原さんとも 癒されるねって言ってたんですけど。
すごくいい家庭で育ったんだろうなって感じるくらい、いつも優しいオーラが出てます。」

ケビン（U-KISS）：「ありがとうございます！！」

愛加あゆ　：「チョンジは初めて会った時から今日にかけて、日本語の上達がものすごく早くてビックリしているんですけど。話すたびに、どんどん私の言っいる事を解釈して返してくれたり冗談を言ってきたり。あと、チョンジが笑顔になるとまわりがみんな笑顔になるみたいな。笑顔がすごい素敵だと思いますし、すごく目がキラキラしていて一緒にお芝居していたら吸い込まれるような感覚におちる チョンジです。」
チョンジ（TEENTOP）：「（照れたように）あゆちゃんは本当に言葉が上手です。すごいです。」

―　稽古場での面白いエピソードなどはありますか？
ユナク（超新星）：「面白いエピソードですか…、う～ん…。さっき、あゆさんが言ったとおり、いつもケビンが来ると雰囲気がすごく爽やかに（ケビンのマネをして）「みなさん、こんにちは～」って感じで来るから、すごいエネルギーをもらうし。チョンジを見ると…、僕、入隊してからTEENTOPの曲をよく聴いたんです もちろんSISTARとかGirl’s Dayとかも聴いたんですけど(笑)。　チョンジとは今回が初めてで・・・本物を初めて見たんです！　ケビンと兄弟みたいな顔していて、2人ともすごいキレイな顔してると思って。　チョンジはめちゃ男前で、グァンス君みたいに僕よりもっと男前だなと思って。本当に稽古場はすごく楽しいんです。あと僕、ちょっと気になることがあります。ケルビンの役をしているヨンウォンさんに聞きたいことがあるんですよ。6時になると皆で夕飯を食べるんですけど、ヨンウォンさんは1回も食べたことがないんです。彼は痩せすぎだと思うんですけど、「ご飯食べないの？」って聞いたら 「食べないです。ダイエットしてるし、記者会見もあるし、色々あるから・・食べない！」というんです。なんで食べないのか気になってて… いつも椅子にひとりで座って何かを考えてるんですよ。それが気になって気になって(笑)。」

—ヨンウォンさん、本当に食べないのですか？
ヨンウォン（Apeace）：「いえいえ、隠れて食べているんですけど、それがまだバレてない感じなんです(笑)。初めてのミュージカルだから、色々考えなきゃいけないことがいっぱいあります。今回、16公演全部ケルビン役で出演しますが、ジェイが3人もいるじゃないですか・・・それぞれキャラが違うので。ユナクさんはすごい先輩だし、演技がうますぎてそのオーラに僕が負けるんじゃないかなと自分の中で悩んでるし、色々教えてもらっているのですが。ケビンさんはソフトすぎて、ライバルなのに逆に惚れちゃう。チョンジさんは顔が小さすぎてあまり近くに行きたくない感じです。残ってるミュージカルの稽古よろしくお願いします(笑)。」

—最後に公演の見どころを教えてください
ソン・ジョンワン（総合プロデューサー）：「K-POPパフォーマンスを存分に見ていただくことができます。 ロマンティックコメディミュージカルとして、男女間のラブラインも楽しめると思います。ジェイが3人いますので、3人3様の個性を見ることができます。今韓国で稽古に励んでいる他の俳優も個性豊かですので、彼らの魅力も堪能できます。韓国と日本が出会ったという、公演の内容とは別の感動的なものも感じていただけると思います。結論を言いますと この公演は1回見るだけではダメです。最低でも3回は観ていただかないとダメだと思います！
各キャストの個性を大いにアピールした会見の後は、フォトセッションが行われた。カメラマンや参加したファンの歓声に応えてポーズをとるキャスト一人一人から、本作へかける熱意と自身がみなぎっていた。

日韓の豪華キャストによる、観客もストーリーに巻き込んでの“観客参加型新感覚ミュージカル”として話題のミュージカル『ON AIR～夜間飛行～』は、何度足を運んでも新鮮で魅力溢れる
公演になるだろう。