名作ドラマ「空港に行く道」「耳打ち」で連続ヒットをとばしている俳優イ・サンユン。ファンタジーラブコメディの新作ドラマ「止めたい時間;アバウト・タイム」(原題)では人の‘寿命時計’を見る能力を持った女性との運命的な恋をするイ・ドハを演じ、前作とは打って変わったカリスマ的で冷たい空気を漂わせる財閥の文化財団理事長役で反転の姿を見せてくれている。最近は各ジャンルで活躍し、独特な考えで生活している師匠に成功の秘訣を学んでいくバラエティ番組 『イプサブイルチェ』で新たな魅力を発揮している彼が、昨年に続き9月24日都内にてファンミーティングを開催した。
オープニングの映像が終り、一瞬の静寂の後に後方から歓声が聞こえる。
なんと、金髪のイ・サンユンが客席後ろから登場したのだ。
ファンの歓声に丁寧に応えながら舞台に上がると、 「髪の色のせいでビックリしたと思います。何事もないように迎えてくれてありがとうございます。」と相変わらずの優しい笑顔で挨拶。さらに大雨や地震で被災した方へ心を寄せる言葉を添えた。
今回のファンミーティングは、“バラエティ番組『イプサブイルチェ』で学んだスキルを伝授する授業形式で進められた。全員で「起立、礼」からはじまり、まずは「朝礼」で、写真をみながら近況トークを。
自撮りが下手で定評がある?イ・サンユンだが、『イプサブイルチェ』で行ったロサンゼルスの写真でその実力を発揮?「これが一番うまく撮れていました。」というカリフォルニアのビーチの写真などを披露した。
また、『イプサブイルチェ』 の映像が流れると、印象的だった師匠には初回に登場したロックの伝説チョン・イングォンを挙げ、公開した自宅がモデルルームのように綺麗だったことについては 「綺麗すぎるのでは?と皆に言われました。先に“個人の撮影がある”と言われて掃除をしたんです。そして引っ越したすぐ後だったので、汚くなる前でした(笑) 家で料理をしないので冷蔵庫の中身はあまりなく、包丁もありませんでしたが、今は2本あります。」と種明かしをした。
「私はベッドの下のヘアーゴムが気になるんですが・・・。」とMCに突っ込まれると「あれはスポーツする時に自分で使うんです!」とアタフタとする一幕も。(ファンはその姿に思わず笑ってしまう)
大好評のバラエティ番組『イプサブイルチェ』も自分では恥ずかしくて見る事ができないそう。「見なくて良かったと思っていましたが・・・ここでみてしまいました。」と笑った。
1時限目「講演―僕の話」
有名な歴史講師に学んだスピーチスキルを会場の生徒(ファン)に伝授。
「一番大事なことは相手が聴きたい話は何なのか、誰に対して話すのか・・・」と話ながらホワイトボードに「対象、内容、技術」と書き、「100年の人生」をテーマにスピーチを披露した。
2時限目「音楽」
イ・サンユンの歌の実力を知るファンから笑いが漏れる中、「これも挑戦だ!」と自分にカツを入れつつ、「レベルアップはしていないかも・・・・お聞き苦しいかもしれないのでキーは下げて・・・」と若干弱気発言をしながら イ・ゴンモの♪「美しい別れ」を熱唱。ファンから温かい拍手が贈られた。
3時限目「演技」
ブルーのセーターとジーンズ、ゴールドのシューズにスタイルチェンジしたイ・サンユンとファンが最新ドラマ
「止めたい時間;アバウト・タイム」(原題)のワンシーンを再現するコーナー。
なんと前回も共演したファンが選ばれ、映画館でヒロインが口にくわえたクラッカーを食べるシーンを再現。大きなおせんべいを使ったとはいえ、あまりの至近距離になった顔と顔に会場のファンは騒然! またヒロインをバス停まで迎えにきたシーンでは、舞台を降り後方の客席まで送ってあげる紳士な姿を見せた。
4時限目「忍耐」
『イプサブイルチェ』で見せた、こめかみの髪を引っ張り合う以上の忍耐力を見せる、レモンの早食い競争をファンと挑戦!ファン勝利のお祝いにツーショット写真のプレゼントを。その後は、MCと通訳にもレモン早食い競争をリクエストする無茶ぶりで会場を沸かせた。
「沢山の方にいらして頂き、ありがとうございました。お陰で楽しく過ごすことができました。しばらくは『イプサブイルチェ』の撮影が続きます。次回作はドラマより映画となりそうです。来年初めにはドラマに挑戦したいですね。沢山の作品でご挨拶したいと思います。そして最後に台風や地震の被害の早い復興を願っております。」と挨拶をし、終業の礼をしたのち名残惜しそうに舞台を降りた。
その後は、ファン一人一人と握手をして心を通わせた合った。
2018.10.7 |