ASIAN STAR
NEWS
Latest NEWS
 
映画『MASTER/マスター』 カン・ドンウォン来日舞台挨拶

実話をもとに韓国史上最大の金融投資詐欺事件の全貌を暴くクライムアクション映画 『MASTER/マスター』の11月10日 日本公開を控え、そのルックスと演技力で韓国30代俳優でダントツの人気を誇るカン・ドンウォンが、11月6日 TOHOシネマズ上野のオープニング舞台挨拶に登壇。7年ぶりに日本のファンの前にその姿を見せ、イ・ビョンホン、キム・ウビンとの演技対決などについて語った。

会場のファンが7年の空白を物ともしない熱気で待つ中、なんと客席後方からカン・ドンウォンが登場。
ファンの歓喜の声と笑顔に迎えられ、照れた笑顔で舞台にたどり着くと、
「お久ぶりです。お会い出来てうれしいです。」 と会場の隅々まで視線を送りながら挨拶をし、会見がスタートした。

―TOHOシネマズ上野オープン記念の舞台挨拶をありがとうございます。
カン・ドンウォン:「おめでとうございます。韓国の映画館に設備などがとても似ていますね。」

―何度も来日していると思いますが、気に入っている日本食はありますか?
カン・ドンウォン 「そば、すしも大好きです。好きなものがありすぎて・・・・トンカツも天ぷらも大好きで、食べるものが大好きです。他に楽しみがないので(笑)」

―本当に格好良くて、アクションにも切れがあって見とれました! 刑事役は初めてとの事ですが、演じてどうでした?
カン・ドンウォン 「マニラで1か月位撮影をしましたが、何より暑くて大変でした。朝から30度以上という気温でした。」

―暑さ以外に大変だった点は?
カン・ドンウォン「撮影場所が貧民街だったので、想像以上に皆さんが苦労の多い生活をしていました。それを見守るだけで心が痛みました。この作品は腐敗をした政治社会を描いていますが、貧富の差を凄く感じましたので、胸に響くものがありました。」

―すごいアクションを展開していましたが、怪我などは?
カン・ドンウォン「インタビュー記事をご覧になった方はご存知かと思いますが、大変危険な事故がありました。ガラスが割れるシーンでガラスの破片が顔に飛んできて、そのまますぐに病院に行き、内側から3針、外側から4針縫う事になりました。首にもガラスが刺さってしまって・・・・引退しなくてはならないと思いました(笑)。顔中から血が流れていました。」
(「引退」の言葉に会場のファンから「いやー、ダメ―」の声)

―イ・ビョンホンさん、キム・ウビンさんとの演技対決、頭脳戦やアクションシーンもありましたが、共演してみて?
カン・ドンウォン「映画を撮りながら、ウビンとはとても仲良くなりました。歳もそれほど離れていないので。
僕が思うには離れていないんですね・・・・・(笑)。 ウビンは実際にいくつだったかな(笑)。 ほんとに楽しく撮影をしました。イ・ビョンホン先輩とは、一緒のシーンは少なかったのですが、現場では楽しく撮影ができました。」

―カン・ドンウォンさんを絶賛していたイ・ビョンホンさんとの共演の中で、印象に残っている点は?
カン・ドンウォン「とにかく集中力が素晴らしい点が印象に残っています。またセリフ回しや発声がいいので僕も頑張らなきゃ、と思いました。」

―視野を世界に広げていると思いますが、今後ご一緒したい監督は?
カン・ドンウォン「日本映画に出演したいと思っているんです。機会があれば、是枝監督や中島哲也監督と映画を撮ってみたいな、と思います。心はいつもオープンなのですが、準備ができているかはわかりません。日本語の準備ができているか・・・日本語の演技が可能かどうかも考えてしまいます。」
(流暢な日本語で) 「いま、7年前より、どんどんどんどんいいけど、まだ無理じゃない?」 (会場からは拍手と大歓声!)

―今日で両監督にはすぐに伝わりますよ(笑) 
カン・ドンウォン「(笑)一生懸命頑張ります。」

―日本のファンへメッセージを
カン・ドンウォン「今日観て頂いた 『MASTER/マスター』以外にも日本でご覧頂けるのではないかと思う映画も準備しています。日本の原作の映画『ゴールデンスランバー(原題)』は韓国で6月に公開予定です。この作品でもまた、日本にきたいと思っています! さらに日本の原作ものでは、映画『人狼 JIN-ROH』も撮っています。
そんな風に良い作品を撮ってまた皆さんとお逢いしたいです。来年もがんばりますので、応援をどうぞよろしくお願い致します。 ありがとうございます。」

ファンへ手を振り退場しかけるも、「まだお仕事が残ってますよ!フォトセッションをお願いします~」とMCに呼び止められ、苦笑いで戻って来たカン・ドンウォン。 終始笑顔で自然体、そしてとにかく麗しい姿に目が釘づけだ。
無事フォトセッションを終えると、ファンへ手を振り感謝の気持ちを表すように一礼をしながら退場し、舞台挨拶を終えた。



『マスター/MASTER』

【ストーリー】
投資会社のチン会長(イ・ビョンホン)は、その綿密な計画性と天性の口のうまさを駆使し、韓国最大規模の金融投資詐欺で多額の資金を市民から巻き上げる。やがて会社は倒産、チン会長は金と共に海外へ逃亡する。警察の知能犯罪捜査班のキム(カン・ドンウォン)は、優れた知性を武器に彼を逮捕すべくチームを編成。チンの部下だったITの天才パク(キム・ウビン)を仲間に引き入れ、チンの足取りをたどっていく。だが突然、チン会長の死体が外国で発見されたと報道される。容疑者死亡で捜査は終了かと思えたが、これもチンの策略と見たキムは、秘かに捜査を続行する。はたしてチンは東南アジアで別人を装い、新たな詐欺ビジネスを展開していた。捜査の手をすり抜けるチンと執拗に追い続けるキム、二人の静かで熱い攻防は、どちらの勝利で終わるのか―!

監督・脚本:チョ・ウィソク キャスト:イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビンほか
2016年/韓国/143分/カラー/スコープサイズ/5,1chデジタル/字幕翻訳:根本理恵
英題:『MASTER』 配給:ツイン
(C)2016CJ E&M CORPORATION, ZIP CINEMA.ALLRIGHTS REVED  
公式HP:  master-movie.jp
11月10日(金)TOHOシネマズ 新宿ほか、全国ロードショー! 



2017.11.12