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『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督

邦題決定&ポスター解禁


『新感染 ファイナル・エクスプレス』が韓国における2016年のナンバーワン・ヒットとなり、メインストリームのヒットメーカーに躍り出たヨン・サンホ監督。この国内外で脚光を浴びている気鋭のフィルムメーカーは、インディーズの社会派アニメーション作家としてキャリアをスタートさせ、2015年には『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚にあたる長編アニメ『ソウル・ステーション/パンデミック』を発表。一夜の凄まじいウイルス感染パニックを描いたこのゾンビ・ホラーは、極端な格差社会である韓国の内実を生々しくえぐり出した問題作として注目されている。そんな多くの話題作を生み出してきたヨン監督が長編第1作『The King of Pigs』(11・日本未公開)に続き、2014年に発表した名作『我は神なり』が、2017年10月ユーロスペースにて公開される!
本作は、“信仰”という根源的かつデリケートなテーマを驚くべき視点で追求した一作だ。第34回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭アニメーション部門で最優秀作品賞に輝き、第38回アヌシー国際アニメーション映画祭コンペティション部門招待作品、第86回アメリカ・アカデミー賞長編アニメーション部門へのエントリーを果たすなど、国際的に絶賛を博した衝撃作が遂に日本でお目見えします!

≪嘘で庶民を惑わす牧師≫ VS ≪真実をまくし立てる悪魔≫
挑発的な問いかけ、究極の矛盾をはらんだ壮絶な闘争劇!
ダム建設に伴う立ち退き補償金に目をつけたインチキ教団、不安や弱みにつけ込まれて盲目的に信仰に身を委ねる村人たち、教団に単身立ち向かう荒くれ中年男の人間模様を描く本作は、決して宗教の是非をめぐる作品ではない。
ヨン・サンホ監督がこの異様なストーリーを通して投げかけるのは、「あなたの信じていることは本当なのか?」という挑発的な問いかけだ。とりわけ強烈なインパクトを与えるのが、善良なヒーローとは真逆の造型が為された主人公ミンチョルのキャラクター。ミンチョルは登場人物の中でただひとり詐欺が行われている“真実”を見抜くが、世間を呪うかのような日頃の振る舞いが災いし、皮肉にも彼の主張はすべて周囲に“嘘”と断じられてしまう。そうした真実の曖昧な本質を暴くとともに、人間の価値観を根底から揺さぶるドラマは、このうえなく痛烈な風刺精神に貫かれ、観る者に究極の矛盾を突きつけてくる。

 また、鋭利な社会告発映画である本作は、サイコ・スリラー、家族ドラマ、バイオレンスなどの多様な要素をはらみ、ブラックなユーモアをまき散らしたかと思えば、時には背筋の凍るような戦慄を呼び起こす。登場人物全員が破滅への道を転がり落ちていくその情け容赦ない展開は、「きっと最後には正義が勝利し、愛が取り戻されるはずだ」という観客の映画に対する幻想を粉々に打ち砕き、ヨン監督の型破りな作家性を改めて鮮烈に印象づけるに違いない。さらに『息もできない』の個性派俳優ヤン・イクチュンがミンチョルの声を担当し、迫真の熱演を披露しているのも要チェックである


【作品概要】
『新感染 ファイナル・エクスプレス』『ソウル・ステーション/パンデミック』の
ヨン・サンホ監督のよる衝撃の社会告発アニメ―ション!

第34回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭アニメーション部門最優秀作品賞
第38回アヌシー国際アニメーション映画祭コンペティション部門招待作品
第86回アメリカ・アカデミー賞長編アニメーション部門エントリー

【ストーリー】
ダム建設によって水没予定地となった村で起きたある事件―
「あなたの信じていることは本当なのか?」

ダムの建設によって水没することが運命づけられた片田舎の村に、粗暴なトラブルメーカーのミンチョルが久しぶりに帰ってくる。ところがミンチョルの妻子を含む村人たちは皆、彼の不在中に建てられた教会に通い、若きカリスマ牧師ソンを崇めていた。

それがインチキ教団を率いる詐欺師ギョンソクの陰謀だと察知したミンチョルは、村人たちのなけなしの財産を狙うギョンソクの悪行を阻止しようと奮闘する。

しかし村人も警察も札付きのワルであるミンチョルの言い分にまったく耳を傾けず、四面楚歌に陥った彼は“悪魔に憑かれた男”の烙印を押されてしまうのだった…。


2017年10月、ユーロスペース ほか全国順次公開!


2017.6.20