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『SE7EN LIVE TOUR 2017 in Japan - Dangerman -』
韓国のアーティストSE7ENは、日本フルアルバムとしては約10年ぶりに『Dangerman』を2016年12月7日にリリースした。「今まで見たことがないSE7EN」をコンセプトに様々なジャンルの曲が盛り込まれた魅力的な作品となったこのアルバムの発売を記念して3都市5公演のツアーが開催された。
ツアーファイナルとなった2017年1月31日(火)中野サンプラザホールで開催されたライブでは、アルバム収録曲を中心に合計20曲をファンと共に過ごす時間を大切にしながら披露した。

オープニングでは、ピアノの音とともに視界を遮るような雲が晴れ渡る映像が映し出され、鳥のさえずりが聞こえてきたが、一変、暗闇に包まれたステージのセンターから黒のロングジャケットに身を包んだSE7ENが登場、ダークなトラックでありながら思わず口ずさんでしまうキャッチ―な歌詞のアルバムタイトルと同名のリードトラック「Dangerman」からスタート!客席いっぱいに7棒が揺れていた。

スピーディかつスリル感を持った曲「Feel the Fire」ではイスを使っての激しいダンスをダンサーと息のあったパフォーマンスで披露した。
「こんに、こんに。こんにちは、SE7ENです、よろしくお願いします。2017(にせんじゅうせぶん)年あけおめ、ことよろ。」と韓国では、1月28日がソルラル(旧正月)であることから、愛嬌たっぷりに新年のあいさつをした。
「名古屋から始まって、大阪、ここ東京、もう最終日となりました。たくさんの方が来てくださって本当にありがとうございます。今日は平日ですよね、学校とか仕事とか休んで来たの?悪い~!!でもすごい!みなさんのお陰で「Dangerman」の発売を記念してライブができること本当に嬉しいです。ありがとうございます。みなさん準備はいいですか?最後まで楽しんでいきましょう!」2階席のファンへの気遣いも忘れずにライブは続いた。

ファンにはなじみの深い「I’M GOING CRAZY」、アルバム「Dangerman」からのバラード曲「Love Mystery」を続けて歌い上げた。「Love Mystery」は、SE7ENの歌唱力の高さを強く感じることができる曲であった。ファンからの拍手の鳴りやまない中、続けて「SOMEBODY ELSE」で更に盛り上がった。
「みんな楽しんでる?本当に?(昼公演なので)今日朝が早かったでしょ、僕は誰?ここはどこ?夢なのか現実なのかわからない状態です。でも、そろそろ起きてるから大丈夫ですよ(笑)。名古屋、大阪と続けて公演して、東京に来てから1日お休みがあったので買い物したり、ご飯食べたりして休みました、休憩したら元気になったでしょ?元気そうでしょう?」と話すSE7ENにファンが「あんまりー!」と答えて会場は笑いに包まれた。「あれっバレちゃった?でもこれからもっとよくなっていくから、最後までよろしくね。MCやると(自分の話がつまらないから)暗くなりますよね…。ただ歌って踊る方が簡単かも」と言いながら、セットで準備されたソファーに寝ころんだ。

「もうちょっと休憩させて、こうやって話すと楽だなぁ、次の曲は、僕が2~3年前韓国のどこかで止まった時期がありました、どこかわからないところで、その時はとてもつらい時間だったんだけど、僕を信じて励ましてくれた皆さんのために作った曲です、聴いてください。」とファンへの感謝の気持ちを歌にした「ケンチャナ」、続けて、クールかつセクシーなナンバー「Eternity Love」スモークが立ち込めた幻想的なステージ上でジャケットを脱ぎ、シャツの胸元をちらりと覗かせながらコンテンポラリーダンスを披露、圧巻のパフォーマンスだ。


SE7ENがステージを去るとアルバム「Dangerman」のメイキング映像が流れ、作品の裏舞台を楽しませてくれた。

一段高いステージから真っ赤なジャケットに着替えたSE7ENが登場。
2016年夏に発売されたシングル曲「RAINBOW」「ANGEL」2曲続けてダンスナンバーで盛り上がった。


「みんな楽しんでる?本当に楽しんでる?」と少し控えめなファンを心配して「今日は、雰囲気がいい感じ。みんな起きてる?朝早いからね、みなさんもちょっと眠いのかもしれませんね。みんな起きてる?正直、この前、名古屋と大阪のライブの時に一番大変だったのは、新曲の歌詞が難しい、カシがむずカシー(笑)。本当に難しくて、間違えないで完璧にやることが目標だったんですけどちょっと失敗しちゃって、だから東京来てからはホテルでずっとずっと練習したんですけど…ここまで何度か歌詞間違えちゃった。でもここからが重要だからね、がんばります!」

SE7ENの優しい歌声にぴったりの曲「Dear you」では、バラの花を客席に降りてファンへプレゼント、バラを受け取ったファンは大喜びだ。ステージ上にもどり、一段高いステージに移動して「One」をさわやかに歌い、メインステージに降りて「LOVE AGAIN」を軽やかに踊り、最後に指でハートを作り、ファンへプレゼント。ステージの端から端まで、上から下までだけでなく、客席内も移動して様々なパフォーマンスを披露した。

「今歌った曲は、前に日本で久しぶりに出した日本のシングル「LOVE AGAIN」ですね。この曲は、みんなと一緒に踊ることができるので楽しくて好きなんです。僕、去年は、日本で「Dangerman」、韓国では「I am SE7EN」というアルバムを作りました。どちらも同時期に発売したので、すごく忙しかったんですが、韓国でカムバックもしたし、日本でも10年ぶりのアルバム出せたから、楽しい、嬉しい1年でした。韓国では5年ぶりのアルバムだったから上手くいくかドキドキしたけど、みなさんの応援もあって上手く活動ができて今日まできました。本当にありがとうございました。それでは、韓国のカムバックの曲を!みなさん準備できましたか?」
「OK!OK!」と大合唱、ファンと一緒に盛り上がれる曲「GIVE IT TO ME」
歌い終わってステージを去ろうとすると曲が再び流れて、SE7ENが急いで戻ってきてダンス!最後決めポーズで舞台を去ったが、再び曲が流れ、今度はダンサーも戻ってきてダンス!ステージ上とファンとの息もぴったりで大いに盛り上がった。

ここで、今回のツアーのメイキング映像が流れた。韓国のスタジオで振付を合わせるシーンや、歌詞を覚えるのが難しいとぼやくSE7ENを見ることができ、ファンは大喜びだった。

イントロとともにシルバーのロングジャケットにサングラス姿のSE7ENが登場。
韓国と日本どちらのアルバムにも収録されている「5-6-7」この曲は、SE7ENがもっとも得意とするR&Bを存分に楽しんだ曲で、ファンの反応も最も大きかったようだ。続けて「DIGITAL BOUNCE」こちらも激しいダンス曲だ。

「5-6-7は、今回初めて披露した曲でしたけど…」ファンからかっこいい!と声をかけられた。
「かっこいいけど大変!でもまだ若いからね、あと何年くらいいけるかな、えっ80?それはちょっとね、でもできれば長く歌って踊り続けていきたいです。できれば80までがんばりますので、みなさんも!元気でいてくださいね、運動一生懸命して体力つけてね。この前、韓国では旧正月でした。韓国では、セベというお辞儀をします、子供はそれでお年玉をもらうんですよ、日本にもこのような習慣がありますか?韓国では旧正月は家族と過ごすんですが、今年は僕日本でコンサートしてたから家族と過ごせなかったんですけど、皆さんと一緒にいることができてその方が楽しかったかな。1月からこのような活動をすることができて幸せです、最初からこんなに楽しいことができたなら、残りはどんなに楽しくなるのか期待しています。みなさんも期待してくださいね。」と話した。まだ内緒かもしれないけど、DVD撮影をしていることを明かしてくれた。「音楽ではなくて、みなさんにプライベートの時間を見せるために韓国でもDVDの撮影をしている」そうだ。

「今年は、いろんなことをやっていきたいと思って準備しています。日本の次のシングルも準備しなくちゃいけないと思って頑張っていきますので、ツアーが終わっても僕の動向に興味をもって見守っていてね。今日が終わっても、「アフターパーティー」というイベントで皆さんに会うことができるから嬉しいです。次の曲は、僕が好きな日本のバラード曲なんです「君が好きだよ」一緒に歌ってほしいです。」
感情たっぷりに優しく強い声で歌い上げた。

「マネキンチャレンジって知っていますか?」歌って踊ってる途中でSE7ENが動きを止めたところでダンサーもスタッフもファンも、もちろんSE7ENも動きを止めて「マネキン人形」になり、合図とと
もに再び動き出すといったものだ。「LA LA LA(Remix ver.)」の曲の途中でマネキンチャレンジを取                               入れ、会場全体がマネキン人形になりきった、長い長い静寂が続き、SE7ENの掛け声で一斉に激しくJUNP・JUNP!会場が一体となり、大成功。全員の笑顔がはじけた。

「すごいですね、みなさん完璧でした!僕もまばたきを我慢して涙がでそうになっちゃった、次の曲が最後になります。みんなで歌って踊って欲しいです、「We Need Is Love」この曲は、すごくピースフルな曲なのでエンディングに選びました。」とSE7ENが話した。
事前にSNSで振付を紹介して練習してきてねとアナウンスしていたのでほとんどの人が踊れるようだったが、SNSをみていないファンのためにダンサーを講師に招き振付の練習をした。ハンドモーションで歌詞に合わせてハートを作るハートフルなダンスだ。
全員で合わせたハートダンスは完璧だった、天井からはハートが舞い降りてきた。ツアーのロゴが書かれていたり、なんとSE7EN手書きのサインが書かれたものもあったそうだ。運よく手元に舞い込んできたハートに喜ぶファン。

会場が一体となり、笑顔で歌い踊るファン、その姿を見届けて幸せそうな笑顔でなんども「ありがとうございます」と言ってSE7ENはステージを去った。
アンコールではピアノのイントロで始まる「ありがとう」をしっとりと歌い上げた。客席に降りて花束を受け取った。
「みなさん、今日はどうでしたか?僕は、楽しかったし、嬉しかったです。これからもっといい曲、いいステージ、いい歌、いいダンスを見せるために頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。力を全部使い切っちゃったから、夜の部のコンディションどうかな、ちょっと心配だな。でも、なんとなく頑張っていきます。また皆さんと会うことを楽しみにしています。あと、明後日、目黒で「アフターパーティー」ですよね、10年くらい前、2004年日本デビュー前に2、3カ月レコーディングや練習をするために目黒で一人暮らしをしてたから、目黒のイメージは、お家みたいな楽な気持ちでいられるところです。日本語の勉強とかダンスの練習をして、夜はやることがないからココイチのカレー食べていました(笑)。昔の話でしたが、それから10数年、あっという間でした、これからの10年もみんなと一緒にいけるように頑張ります。最後の歌を歌って終いです、あれっ違う?終いじゃない?バイバイです。2004年目黒に住んでいる頃にレコーディングした曲「光」です、一緒に歌ってください。」
ファンから抱えきれないほどの花束受け取り、抱えながら笑顔で歌うSE7EN。

「ありがとうございます。また近いうちに会うことを楽しみにしています。今日は来てくれて本当にありがとうございます。愛してます!じゃあね。」と手を振ってステージを去った。
ファンの姿を隅々まで見渡し、気を配り、ステージの端から端まで満遍なく移動して、完璧な姿を見せるSE7EN。これまでとはまた一味違ったファンとの一体感が感じられ、楽しく充実しているだけでなく、ハートフルな公演だった。
2日後に今回のツアーをファンとともに振り返る時間「アフターパーティー」が開催され、すべての公演を終えた。


2017.2.11