「いとしのソヨン」「エンジェルアイズ」「二度目の二十歳」など数々の大ヒットドラマに出演し日本でも大人気の俳優イ・サンユン。今年1月大阪で開催されたファンミーティングはすぐにチケットが完売し、追加公演が行われるなど、日本でも不動にの人気を誇る彼が、9月9日、東京にて再びファンを前に姿を見せてくれた。
暗くなった会場に、歌声が響くと、ほどなくイ・サンユンが舞台に登場。
真面目で誠実なイ・サンユンらしい直立不動で歌い上げる姿をファンは大きな拍手と歓声で迎えた。
「皆さん、こんにちは。イ・サンユンです。このようにまたお会い出来て嬉しいです。皆さまとお会いするのは5回目で、所々お顔を知っている方もいますね。僕も余裕ができて皆さんのお顔がみえるようになったのだと思います。」といつものにこやかな笑顔をファンへ向けた。
フォトセッションの後はMCを加えてのトークへ
―・・一段と格好良くなりましたね?
「現在ドラマの撮影中で、そのドラマの主人公に近ずこうとダイエットをしました!」
―・・歌も上手でした。この曲は?
「今、歌ったのは初めて東京のファンミーティングで歌った時の曲です。その時は緊張のあまりミスをしてしまいましたが、また、改めて“ちゃんと歌えるよ!”という気持ちで歌わせて頂きました。」
―・・ファンミーティングが上手くなりましたね。
「でしょ?(笑)」
―・・今日のコンデションは?
「凄くいいです!」
―・・昨日来日してどう過ごしていましたか?
「急ぎの撮影が前日遅くまであったので、来日したらホテルで休んでいようと思ったのですが、東京の美味しい食べ物と道が呼んでまして(笑) 青山、表参道、原宿などをめぐりました。誰にもきづかれませんでした(苦笑) ランチにはお蕎麦と天ぷら、その間にクレープを、夕方は東京に来るたびに立ち寄る大好きなしゃぶしゃぶ屋さんにいきましたよ。とても美味しいです!」
MCに「こんなに格好良い人が歩いているのに、気付かないとは“どこに目をつけているの?”という感じですよね。」と突っ込まれ、残念そうに苦笑いのイ・サンユンだったが、日本で自由に過ごす時間を満喫できたようだ。
―・・近況は?
「2、3月は芸能人のバスケットボールチームの試合に積極的に参加していました。 そして4月はドラマ『二度目の二十歳』の後に撮影した映画『私に会いに来て』の公開がありまして関連のプロモーション活動をしていました。そして次の作品を選んでいる最中に宣伝やグラビア撮影などをしまして6月にはドラマが確定し、それを受けて7月の末から撮影に入りました。」
―韓国で9月21日からスタートする、全16話のドラマ『空港に行く道』について
「魅力に溢れ、演技もとても上手なキム・ハヌルさんとの共演です。「ライアーゲーム」で共演したシン・ソンロクさん、「愛しのソヨン」で共演したチャン・ヒジンさんとは改めての共演となりました。」
―大人のメロドラマと聞いていますか?
「すでに結婚した男女が運命的な出会いをするというストーリーです。男女ではありますが人間対人間として運命的に惹かれる、そんな2人が様々な状況において持つ感情を扱ったドラマです。 ですので胸が痛むような部分があったり、ドキドキする部分があったり、また心が温まる、そんなドラマだと思います。」
―空港や飛行機での撮影があった?(飛行機の中の写真、子役との写真を見ながら)
「この子はドラマの中での僕の娘役の子です。ドラマでは子持ちの女性と結婚したのでその連れ子ということになります。ですので僕は新しいお父さんという役です。でも何かいざこざがあるという事ではなく、本当の娘のように大切にしている娘です。内容は危険な匂いがすると思いますが、内容については敏感にナーバスになる方がいるかとも思いますし、どのように表現しても“結局不倫じゃないか”と言われるかもしれませんが、そういうストーリーを演じてみたいと思いましたので出演しました。少しでも共感してもらえるように、気分が悪くならないように(会場 笑)演じることができる為にダイエットをしました。」会場のファンからは、イ・サンユンとの不倫を自分に置き換えてか? 笑いと拍手がおこった。
―ドラマの撮影で海外も? (クアラルンプールのツインタワーで撮った写真を見ながら)
「空港や機内での撮影が出来るマレーシアで一週間撮影をしました。一日オフがありましたのでクアラルンプールで一番有名な場所としてこの写真を撮りました。このツインタワーは片方が韓国の企業がつくり、もう片方は日本の企業がつくったということに意味がありますね、それを意図してこの写真を撮ったと・・・・いまひらめきました。(通訳さんに)そう伝えてくださいね(笑)」
―日本では 『二度目の二十歳』が絶賛拡散中。また『エンジェルアイズ』、『火の女神ジョンイ』も長く愛されています
「長く愛してくださる事に感謝を申し上げます。『エンジェルアイズ』、『火の女神ジョンイ』は個人的にはストーリー面に残念な部分がありましたが逆に感性に訴える部分がこうして愛されているのではないかな、と思っています。『二度目の二十歳』はストーリーラインがとてもしっかりしていますので自信をもってお勧めできる作品です。撮影中の『空港に行く道』は二つの部分、ストーリーライン、感性に訴える点も素晴らしいです。いま撮影中ですが、自信をもって勧められるよう頑張っていますので、期待していてください。」
―今後の予定は?
「今年は『空港に行く道』の撮影に集中することになりそうです。11月まで予定されていますが、その途中には地方のロケもあります。その後はまだ決まったものはありません。」
〈アンケート 「私の二十歳」 コーナー>
・・・・事前に「二十歳に戻れるならやってみたいこと」を会場のファンに聞いたアンケート内容を交えてのトークコーナー
―イ・サンユンさんの二十歳はどう過ごしていましたか?
「大学を受けなおそうかと勉強をしていた頃です。思い出したくないですね~。」
―二十歳にもどったとしたら?
「やはり俳優になると思いますが、一生懸命遊ぶと思います。俳優になるために必要な経験や挑戦をしたいと思います。」
ファンからのアンケートでは 「チマショゴリを着て写真を撮りたいです。一度も着たことがないので若い時に来たほうが可愛いと思うから。」 というファンへ 「今も可愛いですよ。」とにっこり笑うイ・サンユンにファンはうっとり。
「韓国語を学んで通訳になりたい。」というファンの声には 「今からでも勉強を重ねれば、日本に来る俳優さんの傍に居れますよ!」と粋なコメントで背中を押す優しさをみせた。
〈ドキドキ演技再現コーナー〉
ドラマ『二度目の二十歳』で、風邪をひいたノラを介抱し、おかゆを食べさせてあげるシーンの再現では、『神の天秤』以来のファンが抽選で選ばれ、仕切りに照れるも、再現演技ではガッシリとイ・サンユンの腰を掴んでの熱演をみせた。
イ・サンユンも紳士にリードして、会場のため息を誘った。
また、ノラと公園でデートするシーンの再現ではファンと寝そべってコミックを読む姿を見せた。ファンの背中を枕に休む微笑ましいシーンでは「重くないように」と頭を浮かす配慮をみせた。(ファンにはその重みも嬉しいのだが・・・)
<missionゲーム、あなたの願い叶えます>
イ・サンユンがいくつかのmissionに挑戦したりファンと対決をし、mission失敗の数だけファンの願いを叶えてあげるコーナー
得意なバスケのシュートmissionや、身体に貼ったポストイットをてを使わずにはがすmission、などを、汗をかきながらクリアーを目指すイ・サンユンだが、残念ながら(ファンにはラッキー?)4つクリアーならず・・・結果、ファンのお願いを4つ叶えることになった。イ・サンユンは、客席まで降り、正面ハグや、私物にサイン、手を繋いで散歩、極め付けは壁ドンの願いを、熱狂の会場を叶えて回った。
プレゼントコーナーでは、自ら選んだアクセサリーをファン3名にプレゼント。
「皆さんに、直接つけて差し上げたいです。」と、選ばれたファンへ少しぎこちなくも優しくプレゼントをするイ・サンユンにファンは胸キュンだ。
最後には、「とても楽しかったです。そして12月まで続くドラマの撮影を終えられる大きな力を貰いました。本当にありがとうございました。」とファンへ挨拶をし、大きく手を振りながら舞台を後にした。
この後は、ファンとの握手会や、ファンクラブに集いが行われ、ファンとの濃密な時間を過ごした。
2016.9.19 |