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「オ・ミンソク FANMEETING in TOKYO2016」レポート

「お願いママ」や「ミセン-未生-」など、日本でも人気の作品に数多く出演し、味のある演技で人気の韓国の俳優オ・ミンソクが、6月5日 都内でファンミーティングを行った。
紺色のスーツ、白いTシャツ姿のオ・ミンソクが登場すると会場からは拍手が沸き起こった。
韓国語で歌を1曲、歌手と言われたらそう思ってしまうのではないかと思うくらいの歌唱力だ。
歌い終えると日本語で「ありがとうございます」と笑顔で挨拶した。


MCに改めて紹介されると「こんにちは、オ・ミンソクです。今日はお休みの日にも関わらず、こんなにたくさんの人が来てくださってありがとうございます。東京は、3回目だと思うのですが、みなさん、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。よろしくお願いします。」と挨拶をした。
早速、フォトタイム。ファンが自身の携帯電話やカメラで自由に写真を撮ることができる夢のような時間だ。舞台の端から端までゆっくりと歩き、最後はセンターで様々なポーズを取ってファンを喜ばせた。
「恥ずかしいですね」とはにかんだ笑顔を見せた。


フォトタイムが終わると着席して本格的にトークへ。
3回目の来日について聞かれると、「前の2回は東京でファンミーティング、3回目もファンミーティングですね。前回は3年前だったので少し間があいてしまいました。」と答えた。
「3年前のファンミーティングに来た人もいらっしゃいますか?」とMCがファンに質問すると、手がたくさん上がったのを見てホッとした表情を見せ、「また、お会いできでうれしいです。久しぶりなので、たくさんの人が来てくれるか心配でしたが、このようにたくさんのファンの方が来てくださって本当に嬉しく思います。」と話した。
話しの途中でも客席のファンが手を振ると丁寧に手を振り返す姿がかわいらしく、ファンも大喜びだった。
引き続き、本人直筆の履歴書を紹介するコーナー、題して「俳優 オ・ミンソクってどんな人?」
丸くかわいい字で細かく記載された履歴書がスクリーンに映し出された。
1980年4月22日生まれと紹介され、MCやファンに「若く見える」と言われると急に立ち上がり「ありがとうございます」と90度のお辞儀をして喜んでいた。
血液型はB型、韓国の俳優さんはB型の人が多く、友達もB型が多いそうだ。ドラマ「ミセン-未生-」の撮影現場では、ひとりを除いてほとんどがB型だったと教えてくれた。自分自身は、正直なところがB型っぽいところだと思うそうだ。
学歴は、慶熙大学経営学科を2014年に卒業。卒業までに時間がかかったのは、在学中に軍隊に行き、除隊後、俳優活動をしてから復学したため。経営を学んで平凡な会社員になるつもりだったが、2006年にドラマ「マイウェイ」で俳優デビューした。俳優になったきっかけを聞かれると突然声を出して笑い、「失礼しました」と仕切り直し、「実は軍隊に入る前に付き合っていた彼女から、女優になりたいから、恋人がいるとよくないので別れて欲しいと言われ、別れることになった。なんで別れてまで俳優になるんだろう、俳優、演技者ってなんだろう?と興味を持つようになり、調べてみて、そして自分もなろうと思った。」とのこと。俳優になるきっかけとなった彼女は、「3カ月くらい女優生活をして辞めてしまったらしい。でも、僕は10年続いています。」というと、ファンから大きな拍手がおきた。
今はまっていることは、ドラマの撮影と答えた。
主演を務めるKBSドラマ「女の秘密」の撮影中で、韓国での第1回の放送が6月27日の予定とのこと。彼女と別れ傷つき、その彼女が忘れられないといった役どころだそうで、「ファンの皆さんも大好きなドロドロ系らしいですね」とMCに言われると、にっこりと笑った。
自分の性格については、人見知りするけど、よく笑うし、楽しいことが大好き。理想の女性像は、「女性らしくて、話が合う人。ルックスに関してはこだわりがないことは、僕の友人たちがよく知っている」とのことだ。
10年後の目標は「たくさんの人に信頼を与えられる俳優になること」
どのドラマや映画に出演しても「オ・ミンソクが出てるなら、この作品は間違いない(間違いなく面白いだろう)」と思われるような俳優になりたいのだそうだ。
最後に「演技以外にも音楽が好きです」と笑顔で歌が好きであることをアピールした。
続いては、オ・ミンソクの日常をチラ見のコーナー
ベッドの中で目覚めたばかり、寝起きの1枚(いつも寝るときは上半身裸とこのと)、運動に出かける前の1枚、かわいい姪っ子ちゃんとの2ショット写真(18カ月の姪っ子ちゃんにはたくさんプレゼントしているそうだ)、TV番組で旅したチリでの写真や新しいドラマの撮影現場の写真等、プライベート写真をたくさん見せてくれた。


次は、客席に降りて直接質問に答えるコーナー。
「質問ある人手を挙げて!」とMCが声をかけたのだが、恥ずかしさから始めは手が挙がらなかったのを見て「みなさん僕にあまり質問ないんですね~」とぽつりと言いながらも、楽しそうに客席に降りて受け答えていた。
―結婚の予定は?
「興味がないです、絶対です」
-ドラマ「お願いママ」でセリフがないシーンがあったが、風邪を引いて声が出なかったからですか?
「ストーリー上、セリフがなかっただけです」
-年下は何歳までOKですか?
「歳が上、下は関係ないです」質問した女子高生は大喜びだ。


-日本で行ってみたいところは?そこには誰と一緒に行きたいですか?
「富士山に行ってみたいですね、母と。彼女ができたら、彼女といくのもいいですね」
-今まで演じた役の中で一番自分に近い役どころは?
「お願いママでの役も自分に似ていると思うし、印象深いですね。ナインも似てるかな」
-好きな韓国料理は?
「ラーメンですね、日本のラーメンも好きですが韓国のラーメンも好き」
-ドラマ「お願いママ」で母親役の女優さんをおんぶして走るシーンがありましたが大変じゃなかったですか?
「ドラマの中で走った距離より、実際はもっと走っていて、多分1キロくらいは走りました。なので、走った距離が長くて大変だったというだけで、重くて大変だったわけではないですね」
質問コーナーが終了すると、「楽しいですね、いいですね。ファンの顔が近くで見られて楽しい」とかなり気に入ったようだ。
オ・ミンソクは、次のコーナーの準備ために一度ステージを去った。
その間に出演ドラマのシーンやバラエティ番組「私たち結婚しました」の映像が流れ、待ってる間もファンは楽しんでいた。
次のコーナーは、「男前度チェック!」
オ・ミンソクが即興で演技し、どんな男前な演技をするかをチェックするコーナーだ。
誕生日を迎えた彼女が「もうおばさんになっちゃった」とつぶやく…そう言った彼女にどんな言葉をかけるか?彼女役は、抽選で選ばれたファン。
肩に手をのせ、「そんなことないよ、僕にとっては生涯女性にみえるよ」とキザな姿。
「最近太っちゃった」と落ち込む彼女には、やさしく「僕と一緒に運動しよう」と彼女を傷つけないようにする男前な姿。
頼んだ仕事をやらない、やる気のない彼女には「どうしてやってないんだ!オレはこの会社でずっと君と一緒に働きたいんだよ!」と愛を込めて叱る姿。


セリフを言ったあとに音楽が流れると、顔を両手で包み込み、覆いかぶさりキスを…「カット!」とMCの方がSTOPをかけるのがお約束となり、選ばれた3名全員キスの直前で「カット」がかかり終了となった。STOPがかかるたびに会場は大爆笑だった。
「あの音楽がかかるとキスしたくなっちゃう」と言ってもさわやかで男前。すべて即興、さすが演技派俳優だ。
次は、お料理を作って抽選で選ばれた3名が食べさせてもらうコーナー。
普段、料理はよくするそうで、テンジャンチゲやキムチチゲが得意と話しながら、手際よくチヂミを作った。ポイントは、細かく切ったニラ。細かい方が食べやすいので、チヂミだけでなくビビンバに入れるときも細かく切るそうだ。
出来上がったチヂミは、抽選で選ばれたファン3名がオ・ミンソクに直接食べさせてもらった。
食べやすいように小さく切って、更に熱くないようにフーフーしてから、お箸でファンに直接食べさせた。自らも味見をして、おいしいと満足な様子。


直接食べさせてもらった3名も口を揃えておいしい、ニラが小さくて食べやすいと大絶賛だった。
次にバラエティ番組「私たち結婚しました」の中でオ・ミンソク本人が作詞作曲した歌「OH YEAH SONG」を披露し、ファンも一緒に歌って盛り上がった。
その後、イスに座りファンへの手紙を読み上げた。
今回のファンミーティングへの不安や期待の入り混じった気持ちを正直に伝え、ファンへの感謝の気持ちを綴ったあたたかい手紙だった。


最後に、本人お気に入りのアニメ「時をかける少女」の主題歌を日本語で丁寧に、一生懸命歌った。
日本語で「ありがとうございます」と挨拶すると拍手喝采。
この曲を知ったときは、歌詞の意味は全然分からなかったけど、メロディがとてもよく気に入ったそうだ。
「本当に時間が経つのが早かった。もっとみなさんと一緒に過ごしたかったです。とても名残惜しいです。次回、また皆さんに楽しんでもらえることを考えてきます。また会いましょう」
ステージの端から端まで「ありがとう」と何度も頭を下げて挨拶をして、両手を振りながらステージを去っていった。


MCやファンからの質問に細かく丁寧に答える生真面目な一面、その回答が長くなってしまい、通訳さんに「もう少し短く話さなくちゃいけなかったですね」と気遣う優しい一面、即興演技でみせた男らしい一面、時折みせるかわいらしい仕草や表情、笑顔、さまざまな魅力あふれる姿を見せてくれたオ・ミンソクにファンも満面の笑みで満足気だった。このあと、来場者全員と握手会が開催された。


2016.6.18