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ユ・スンホFANMEETING in TOKYO / OSAKA

除隊後すぐの2014年クリスマスに日本でファンミーティングを行い、その後韓国で映画に続き、地上波ドラマにも復帰。SBS水木ドラマ『リメンバー』では、超記憶症候群を患いながら、父の無罪を明かすために巨大な権力と立ち向かう弁護士を演じ、回を重ねるごとに深く引き込まれるストーリーと、ユ・スンホの安定した演技力に絶賛の声が上がった。除隊後も人気が変わることなく、彼への評価はあがる一方。そんなユ・スンホが約1年半ぶりに日本のファンに再会する為に来日。 4月22日都内にてファンミーティングを行った。


会場を埋め尽くしたファンの 「スンホンシ~」の掛け声で登場したユ・スンホ。
ファンの熱烈な歓迎に、一瞬とまどいながら舞台に姿を現すと一層大きくなった歓声に照れながら、「緊張していますが・・・今日は楽しい時間にしたいと思います。1年ぶりにお会いできてとても嬉しいです。」と挨拶をし、いつもの優しく、そして初々しい笑顔をファンに見せた。
早速、フォトタイムが設けられ、笑顔のユ・スンホが舞台左右にファンの近くに進み、カメラを構えるファンの希望に応えた。

近況トークから本格的にファンミーティングがスタート。

―ファンミーティングは1年半ぶりですが、その間はどう過ごしていましたか?
「これまで1年間、作品を撮って忙しくしていました。今はゆったりとした、休息の時間をとっています。」

―今回来日したのはいつ?
「今朝でした。目が覚めたら日本でした(笑) 慌ただしく韓国を経って、インタビューを受け、今ここに居ます。6時に起きて9時の飛行機に乗りすぐ寝て・・・顔を洗ったのはこの会場でした(笑)」

―食事は何を食べましたか?
「お弁当を食べました。今、太ろうとしているのでカロリーの高い物を食べました。」

―何故太りたい?
「この2年近く、ドラマや映画に出演して、軍隊のいた時には考えられない位骨だけになってしまったので、さすがに自分でも辛くなってしまいました。現在は6キロ増やしました。」

――完成したらちらっと見せてください
「ジムに通ってまんべんなく筋肉をつけています。太らない体質なんです~完成したらお見せしますね(笑)」

―ドラマ『想像猫』について、猫を抱いている時の笑顔がいいですね。
「はい。猫がすきなので、出演したいとおもいました。」
ここで8歳のタレント猫の“シナオンくん”が登場。何をされても淡々と愛らしいシナモン君を抱くユ・スンホに会場はほのぼの。「シナモン君になりたい~」 ファンの心の声が聞こえそう。

―猫との撮影はどうだった?
「ポッチリとの撮影は、人に慣れていて丸い性格なのでらくでしたが、猫が寝てしまうと撮影が終わりになりました。」
ユ・スンホン自身も4匹の猫を飼っているそうで、サムウォル(3月)、ミョンウォル(明月)、ハリー、チュンジをファンに紹介してくれた。病院から引き取ったり、ドラマの撮影後に愛護施設に連れられる所を引き取った子も含まれているとの事。ユ・スンホの優しさにファンの心もあったかくなる。

―ドラマ『リメンバー』の映像をみて、このドラマはユ・スンホにとってどんなドラマ?
「初めて壁にぶつかった気がしました。弁護士という難しい役に加えて、アルツハイマーという病の役でしたので。また監督と一緒に役をつくっていきました。」

―役作りのために何を?
「逆に記憶しすぎる(過剰記憶症候群)の役なのでセリフが長く、苦労しました。この作品を通じて自分自身を発見するきっかけにもなりましたし、監督や先輩方を通じて発見することもありました。この作品は自分にとって貴重な作品だったと思います。」

―次にチャレンジしたいのは?
「個人的にはアクションが好きなのでチャレンジしたいのですが、実は身体を動かすのが苦手で・・・・『リメンバー』で父親とダンスを踊るシーンがあったのですが、恥ずかしくて素っ裸になった気分でした。友人がSNSにあげてからかうものですから。しょうがないですよね。僕の身体が棒のように動くんだから(笑) アクションが苦手だからこそ、やってみたいです。」

MCより「制服ものは?」と聞かれ、会場から「警察官の制服は? 殺し屋は?」と声がかかると、「自分でいうのもなんですが、似合うと思います(笑)」と自信満々に答え、「振り幅のある破格的な役もいいですね。」と加えた。

中盤ではファンと楽しむコーナーが設けられた。

〈ドラマ『リメンバー』弁護士ソ・ジヌ役ユ・スンホの人生相談コーナー〉では、ファン2人のお悩みを、すっきり解決してあげたユ・スンホ。一人目のファンの「最近、友人が鯉になった夢をみて・・・・」とのお悩みには困り果て、汗を拭きながら「深刻ですね。まずは病院に・・・」と笑わせながら「鯉は幸運の魚だから、いい夢ですよ!」と無理矢理?丸く収め、2人目のファンの 「今、どうしていいかわかりません。目の前にスンホさんがいることが信じられません。頭の中にお花畑が見えます。」との悩みには、「頬をつねって現実に戻してあげたら?」のMCのアドバイスに、迷いながら手の甲をつねってあげるユ・スンホにファンは一言 「現実に戻りました!」

ファンからの質問に答えるコーナーでは、質問をする客席のファンのところまでユ・スンホが出向くサプライズ!
質問内容そっちのけでアピールするファンに少々たじろぎながら、丁寧に答えるユ・スンホが印象的。
☆好きな色は?「①ブルー、②みどり ③ピンク」  ☆九州でTVの仕事をしているが、イベントに来てもらえる? 「(かなり困りながら)都合がつけば!」  ☆沖縄でもイベントをしてください 「沖縄は個人的に大好きで一人旅をしたいと思っていました。」 MCよりみんな水着でのファンミーティングを提案され、またまた汗びっしょりでダジダジのユ・スンホだ。  ☆「ナムグン・ミンが演じた悪役をやりたいと思ったことは? 「羨ましかったです!彼はいろんな物を壊して、カットがかかったら「あ~すっきりした」と言っていました。逆に僕は泣いて、叫んでいたのでストレスが・・・次はナムグン・ミンさんのような役をしたいと思います!」
全て答え終えると 「予想外の質問がユニークで面白かったです」と紅潮した笑顔で語った。

恒例の〈演技再現コーナー〉では
「リメンバー」での、酔ったパク・ミニョンから「ヌナ と呼びなさい!」とふざけて首を絞められるシーンと、パク・ミニョンの唇についたアイスクリームを指で拭いてあげるシーンを再現。 最初こそは「遠慮なく首をしめてみて」などと言っていたが、実はファンよりも緊張して照れた様子のユ・スンホの汗を拭きだしながらの熱演が、母性本能をくすぐる。
続いては、ドラマ「リメンバー」のクライマックスである、ユ・スンホ演じる ソ・ジヌが法廷で最終弁論するシーンを映像をみながら、アフレコするコーナーへ突入。 緊張感漂うセリフの一つ、一つに魂が吹き込まれ、会場の空気を一気に支配する力はさすが!としか言いようがない。 ファンは息をするのも苦しいくらいに、役者ユ・スンホの姿に引き込まれていった。

一転して、カジュアルな姿に衣装チェンジしたユ・スンホが、エプロンをして臨むのは スウィートポテトとレモネードをつくる〈料理コーナー〉だ。 普段はラーメンくらいしか作らない~というユ・スンホは、少々不安そうにしていたが、ファンからの「スンホンシ~ファイティング!」の応援に意を決したように料理をスタート。途中「大丈夫、大丈夫」と味見をしない大らかさを見せながら、マイクに伝わる息も荒めな真剣な姿が愛おしい。
最終的には、ご馳走になる幸運を得たファンに「美味しいです!」と言われてニッコリだ。
「家でも作らない料理を日本で作って、美味しいと言っていただいて良かったです。僕は料理の素質があるみたい(笑)」とご満悦のコメント。

3人のファンにツーショット写真をプレゼントした後は、ファンに向けて手紙を朗読した。
照れた笑顔から 「今日は、楽しんでもらえましたか? 久しぶりなのに、いつもの温かい笑顔で迎えてくださり、ありがとうございます。昨年は、毎日どう過ごしたのか思い出せない位に忙しくて、精神的にも肉体的にも辛い一年でしたが、いつも感謝の気持ちですごしていました。たくさんの作品に出演したので、多くの方々に見て頂きたいと思います。最近はよく食べ、運動をしながらゆったりと過ごしています。これからもいい作品でお会いすることが皆さんへの恩返しだと思っています。より成熟した姿をお見せしたいと思います。」と結んだ。
さらに、熊本の震災にふれ、「これ以上の被害が無きよう、早い復興を願っています。」とお見舞いの気持ちを表した。
最後には、「時間があっという間でした。僕はいつもイベントの最後のほうに思うのですが・・・遠くから来てくださった方へもっと楽しい時間を作ってあげられたのではないかと。 そんな想いはありますが、携わってくださった皆さんに感謝します。また日本でファンミーティングをしたいですし、日本での作品活動もしていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」と挨拶をし、ファンからの「スンホンシ~ファイティング!」の声で、ファンミーティングが幕を閉じた。

イベント後には、ファン一人一人と、笑顔で握手を交わしたユ・スンホ。
今回の東京と24日の大阪でのファンミーティングの出演料を熊本地震の義援金に寄付した彼へ、ファンの感激、そして感謝の声が後を絶たなかった。


2016.5.14