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チョン・イル 「Jung Il Woo Fan Meeting 2016 〜10thank you〜in Japan 」
記者会見・イベントレポート

<記者会見レポート>        

ドラマ『美男<イケメン>ラーメン店』、や『太陽を抱く月』で一躍人気俳優の仲間入りをし、東方神起ユンホと共演し話題を呼んだ『夜警日誌』、『黄金の虹』などをヒットに導いた、俳優チョン・イルが俳優活動10周年を記念したファンミーティング 「Jung Il Woo Fan Meeting 2016 〜10thank you〜in Japan 」を4月15日都内で開催。ファンミーティングを前に記者会見を行った。

会場に集まった大勢のマスコミの後方には、選ばれたファンが見守る中、チョン・イルは舞台に姿を現すと
「みなさん、お久しぶりです。チョン・イルです。」と笑顔で挨拶。早速記者会見がスタートした。

―日本では1年ぶり、今年は俳優デビュー10周年のアニバーサル的なファンミーティングに対する意気込みは?
「早いものでデビューから10周年を迎え、こうしてファンミーティングを開催することが出来てとても感慨深いです。昨年皆さんとお会いし、1年後の今年もこうしてお会いでき、とても幸せで嬉しいです。韓国では数えで30歳になりますが、20代のことを振り返ると、辛いことも幸せなことも沢山ありました。でも思う事はファンの皆さまがいつも傍にいて下さったお陰で色々な事を乗り越えてこうして活動を続けることが出来たと思います。この場を借りてファンの皆さまに感謝をお伝えしたい、そんな気持ちです。」

―多忙の中、自らファンミーティングのアイディアを出したようだが日本のファンと触れ合う事はどんな意味をもつ?
「もっと頻繁にお会いしたいのですが、ファンミーティングは年に一度しかできていません。ただ僕がつらい時は皆さんとお会いすると本当に癒されて、ヒーリングをして帰ることができます。単純なファンミーティングというよりも、皆さんから癒されて僕も皆さんに癒しを届けるようなそんな時間にしていきたいと思います。そんな想いを持っていますので、撮影以上に大変ではあります。ファンミーティングの度にファンの皆さんに新しい姿や新しい物をお見せしたいと思っているので、10年前から見てくださっているファンの方には 「チョン・イルは成長しているな・・・」と思って頂けると思います。」

―今回のファンミーティングでは特にどんな所を見てもらいたい?
「今日のファンミーティングではステージと客席の距離を縮めたいと思いまして、客席で行う演出もあります。ファンの皆さまと一緒に楽しめるイベントを準備しています。私は俳優ですので、そういう意味でのパフォーマンスも準備しています。一昨年からずっと一緒にやってきてくれているバンドの仲間達も今回は一緒なので、2時間退屈しないで頂けると思います。」
ここでマスコミの後ろに座っているファンへ向けて―
「今日初めて来たという方はいらっしゃいますか? 大変なことになりましたね。今日僕にすっかり惚れて抜け出せなくなると思いますよ(笑)」 と会場を沸かせた。  

―最新ドラマ『シンデレラと4人の騎士』の撮影の為に特別にした役作りや現場の雰囲気は?
「今回のドラマの出演を決めたのは、前作の『夜警日誌』や『黄金の虹』はドラマ的にも重厚感のある作品で
キャラクター的にも重いものだったので、20代を終えるまでにロマンティックなドラマを演じておきたいという気持ちがありました。今、10話まで撮り終えた所ですが、これまで演じてきたキャラクターとは大きく変わっていると思います。以前はがむしゃらに頑張って自分のキャラクターを打ち出して見せていきたい!という気負いがありましたが、今はもっと自然体で役に溶け込もうと努力をしていますので、新鮮にご覧頂けると思います。日本では『美男<イケメン>ラーメン店』の時が最高潮に人気があったと聞いておりますが、ここではっきり言えるのは、この新作は間違いなく『美男<イケメン>ラーメン店』よりも面白いと思います!ですので、大きな関心をもってドラマを見て頂けたらと思います。今回の撮影は同世代の役者さんと一緒で楽しくもありますが、プレッシャーにもなるのは、中でも僕が一番の先輩になる為に演技について聞かれるので自分自身しっかりやらなくては・・・という気持ちになります。現場は和気あいあいとしていて、事前制作のお陰で俳優同士で話をする時間や役作りの時間もありますので今回のドラマは期待していて頂きたいと思います。」

―今まで日本で行ったファンミーティングで一番の想い出は?
「なんと言っても昨年の“壁ドン”のイベントが記憶に残っています。これまで日本以外の国でも20回近くファンミーティングを行っていますが、回数を重ねていく事でファンの皆さまがどんな事をすれば喜んでくださるのか段々と分かるようになってきました。今回はデビュー10周年のファンミーティングという事で、時間がすこし短く、ドラマの撮影中で準備にあまり時間が掛けられなかったのが残念ですが、ファンの皆さんとの触れ合いというのを一番大事に考えながら準備をしてきましたので、これまでと違ったファンミーティングになると思います。」

―俳優として日ごろしている習慣や心の支えになっていることは?
「演技のスタイルはこれまでと大きく変わってきたと思います。今回の作品はよりリラックスするよう心掛けました。いつも演技をする上で気をつけているのは、セリフのトーンや表情、キャラクターの分析や役作りというのを考えるようにしています。いつもドラマをする時には自然体でリラックスをして演技をするよう努めていますが、普段から間接的な体験を多く積むように努めています。本を読んだり、ドラマをみたり、美術館に絵を見に行くのも好きです。旅行も好きで昨年12月には日本へ一人旅もしました。20日間近く、東京や名古屋やその他の地方を回って新幹線に乗って一人旅をしました。そんな風に20代最後の時間を日本で締めくくりました。そういったことが俳優として演技をする上で役立っていると思います。俳優生活の上で心の支えについては、これまでスランプも多く経験していますし、辛いことも多くありました。健康を悪くした時はファンの皆さまが送って下さった手紙を読み返して涙を流したこともあります。そういう辛い時に心の支えになってくれたのはファンの皆さんの存在でした。どんなに忙しくてもファンの方に会いたい気持ちになるのは、特に日本のファンの皆さんとは長い時間を積み重ねていて、昔から、小さな会場の時から足を運び会いに来て下さるファンの方がいて、義理のようなものが積み重なっているようにも思います。」

会場の記者の顔を見渡しながら 「ずいぶんと前から来て下さっている顔なじみの方もいらっしゃいますね。今日も来て下さってありがとうございます。」と笑顔のチョン・イル。
こんな細やかな優しさが、多くの人が彼を長く愛してやまない理由なのだろう。

会見の後は、フォトセッションを経てファンミーティングへ!!


<イベントレポート>

「007」のテーマが流れる会場の舞台上にチョン・イルの銃を構えるシルエットが映し出され、会場のファンの視線が舞台に釘づけになっていると・・・・・なんとチョン・イルが2階客席から登場!
意表を突いた登場に、ファンは爆発的な歓声! 床が揺れるほどの歓びのアクションでチョン・イルを迎えた。
2階から姿を消したチョン・イル、今度は何処から登場?とざわめく中・・・・・余裕の表情で1階中央から登場したチョン・イルは熱狂のファンにもみくちゃになりながらやっとのことで舞台へ。
♪「雨とあなた」(ノーブレイン)を前半しっとりと聴かせ、後半は一気にアップテンポに客席を鼓舞するチョン・イルにファンもジャンプ! スタートから熱いステージを披露したチョン・イル。
「皆さん、お久ぶりです。お元気ですか?」の挨拶に「は~い」と絶妙のタイミングで応えるファン。
「最近、ドラマの撮影をしていたので眠れていなかったのですが、皆さんに会いたくて来ちゃいました!
今日は楽しみましょう~!!」のチョン・イルの嬉しい言葉で1年ぶりのファンミーティングが幕を開いた。

MCを交えての近況トークでは、「昨年のファンミーティングが昨日のことのようです。1年ぶりにこうして皆さんにお会いすることが出来ました。今回はデビュー10周年を記念して準備をしてきました。素敵なステージを準備していますので期待していてください。僕は韓国の歳、数え歳で30歳になりましたが、あっという間でした。20代を振り返ると、楽しいこともあり、辛いこともありました。俳優としてスランプを経験した事も多くありましたが、その度に皆さんが傍にいてくださったお陰でここまでくることが出来ました。皆さまとの義理を果たす為に今日はこうして参りました。今日は一緒に楽しい時間を過ごせたら・・・と思っています。」と歓びを表し、また「本格的にスタートする前に…」と九州地方の地震で被災された方々へのお見舞いの気持ちを伝えた。

本格的なファンミーティングは 1部の「名場面再現コーナー」から。
今まで出演した作品の名場面を一緒に再現するファン2人を、舞台にあがる階段まで迎えに行き優しく舞台へエスコートする姿に会場のファンはため息の嵐。いつでも紳士的なチョン・イルだ。
ますは『美男<イケメン>ラーメン店』5話、ヒロインの手をチョン・イルの胸に導き彼の胸の鼓動を伝えるシーン。幸運なファンはそのポーズのまま写真に納まり、「凄い胸板でした!」と興奮気味。
続いて『夜警日誌』16話、ヒロインとチョン・イルがお互いの額に手を当て、熱をはかるシーン。
ここでチョン・イルはドラマの中で見せた韓服に着替えて登場! 「(織物分野で有名な)母がドラマの為にデザインしてくれたものです。」とその韓服が自前であること、またその惚れ惚れする姿に会場からため息が漏れた。ここでも優しくファンをエスコートし、記念の写真を贈った。

続く「パーソナルクイズコーナー」では、〈チョン・イルの愛犬アウの性別は?(A:女の子)〉 〈昨日、日本で食べたものは?(A:とんかつ)〉 〈脚を組む時に上になるのは?(A:左脚)〉 などコアな質問が出され、チョン・イル自身も答えに悩んだり・・・と会場を沸かせた。

2部の始まりは、白の衣装から一転黒のスタイルに身を包み会場から再登場したチョン・イルとファンとの
「胸キュンコーナー」 
選ばれたラッキーなファン3名と、“顎クイ”や“バッグハグ”、“壁ドン”といった「胸キュン」シーンを演出するものだ。 “顎クイ”では生バンドのBGMで素敵に演出。“バックハグ”では「結婚しよう」とファンを後ろから抱きしめ、なんとプレゼントの指輪をはめてあげるサプライズまで! 昨年熱い反応だった“壁ドン”では、またまた壁が登場し、「一目ぼれしました。」と日本語でワイルドに演出してみせた。客席のファンからは相手役を自分に置き換えての妄想?か、羨望からか、悲鳴のような声があがった。

ここで チョン・イルのデビュー10周年を祝って ♪「春よ、来い」(松任谷由実)をファン全員で合唱をするサプライズプレゼントが。 突然の事に驚くチョン・イルだったが、「本当にこの曲が好きなんです!」と満弁の笑。
「本当に幸せです。また時々期待していますね。」と笑わせた。
桜の花びらが舞い降りる演出は主人公のチョン・イルではなく、ほとんどが隣にいるMCの頭上に舞い降りる結果に・・・・。そんなハプニングも会場いっぱいの温かい笑いとなった。
「10年間変わらず近くに居てくださった皆さんに感謝しています。今日は皆さんからヒーリングを貰いました。皆さんも僕からヒーリングを受け取ってくださいましたか? 今は『シンデレラと4人の騎士』というドラマを撮っています。20代最後に甘いラブコメをしたいと思っていました。3年ぶりのラブコメですが、きっと皆さんも望んでいらっしゃると思います! 5月17日から韓国で放送されます。日本でも今年中に放送されると思います。楽しみにしていてください。」とファンには嬉しい言葉をつづけた。
更にファンとチョン・イルの関係をあらわしたような ♪「抱きしめたい」(Mr.Children)をバンドと共に披露。客席が光の波(ファンは携帯のライトをこの時の為に準備)のように揺れる中、ファンへ心のメッセージを伝えるように熱唱した。

「初めて会ったのが昨日の事のようなのに、10年が経ちました。僕たちが向き合っているこの場所、この瞬間は変わらないと信じています。愛しています。そしていつもありがとう。」とラブレターのような手紙を朗読したチョン・イルは ♪「星に願いを」(flumpool)、♪「Marry Me」(ELLEGARDEN)と立て続けに熱唱。シャウトするチョン・イルにファンも総立ちで応え、会場は最高潮の熱気に包まれた。

興奮気味のチョン・イルは名残惜しそうに客席を見渡すと、「皆さん、大好きです! ありがとうございました!」と大きく手を振りながら舞台を後にした。

この後は、ファン全員とのハイタッチ会が行われ、ファンにとって忘れられない時間となった。


2016.4.29