20%を超える視聴率を記録したドラマ「お願い、ママ」で主役を演じたイ・サンウが、2月14日都内にてファンミーティングを開催した。
サキスフォンの前奏から始まる「セウォレチャンナン(歳月のいたずら)」を歌いながらイ・サンウが登場。水色の春らしいスーツを身にまとい、サングラスとオールバックのヘアスタイル・・・、ムーディーな曲を熱唱する姿にどよめき交じりの客席をよそに、歌を終えたイ・サンウがサングラスを外すと、その下の
さわやかな笑顔にファンから歓声と大きな拍手が!!
「こんにちは、久しぶりです。みなさん来てくださってありがとうございます。」と挨拶すると、客席から再び大きな拍手。
この曲を選んだ理由は、「メロディーもいいし、歌詞もいい、そして途中で入るサキスフォンもいい」と答えたイ・サンウだったが、MCから「町の銭湯で流れていそうな曲」と言われ、本人は苦笑い、客席は納得?の大爆笑だ。
イベント当日はバレンタインデー、そして前日の13日はイ・サンウの誕生日、韓国の歳で「38歳、1980年生まれ」というイ・サンウだったが、「日本の歳だと36歳、年男ですね?」の問いに「・・・ひつじ年だと思います。陰暦だと1979年12月27日生まれなのでひつじ年、韓国の友達はひつじ年が多いから。あっ、でも今日はさる年ということでいいです。」と答え、独特のイ・サンウワールドお受け答えで笑いを誘った。
早速、ここでフォトタイム。
1分間ファンが自由に写真を撮れるというプレゼントタイムで、ステージの端から端までファンへ笑顔を見せてくれたイ・サンウ。客席から沢山の声が掛かるほどの盛り上がりだ。
「久しぶりに日本に来てもファンの方が減らずにいてくれて、幸せに思います。いつもありがとうございます。」と感無量の笑顔で感謝の気持ちを述べた。
ここから座ってトークコーナーへ。
―最近は、どのように過ごしていましたか?
「54部作の「お願い、ママ」の撮影が終わりました。そして、2月後半から放送予定の50部作のドラマの撮影が始まっています。撮影の合間に日本に来ました。仕事ばっかりですね。」
―「お願い、ママ」での役どころは?
「………(長い沈黙)、まずは建築家です。お金持ちで性格も良くて、母にも優しい。理想的な男性で、現実にはいないかなって役どころです。
ドラマの役とは違って、僕は普段家では口数が少なく、不愛想な方なので、母のことは大好きだけどその気持ちを表現はあまりしていないんです。この役を通じて表現することの大切さを学びました。よかったと思います。」
―撮影中のエピソードは?
「雨の中のシーンを撮影していた際に、雨を降らす機械が相手役のユジンさんと自分の間に倒れてきて死ぬところでした。」と、通訳さんを相手役に見立て再現してみせた。
―撮影現場の雰囲気は?
「俳優さんもスタッフさんも脚本家さんも監督さんもみんないい人でイライラすることなく、本当に楽しい撮影現場でした。」
―2月末から始まるドラマについて
「家和万事成(カファマンサソン)」というドラマです。「家が和やかで上手くいっていれば、すべてが上手くいく」という意味の漢字5文字のタイトルです。
週末のファミリードラマですが、僕はラブストーリーの部分を担当します。
医師役で、上手くいっていない夫婦が離婚し、その後に僕と上手くいくことになります。
だけど、元々病気だった彼女の子供が、自分のせいで亡くなってしまって…医師として衝撃を受け、さまよい戻るとまた切なく、つらい恋がまっている、そんな役どころです。」
―仕事続きで忙しいと思いますが、ストレス解消方法は?
「マッサージをしてもらうこと、半身浴、運動して汗を流す、辛い物を食べます。それでも、解消されない場合は、お酒を飲みますね。」
―お酒を飲むと言葉数が多くなると聞きましたが?
「はい、そうです。お酒を飲むと明るくなります。」
―バレンタインのチョコレートはもらいましたか?
「はい、少しもらいました。韓国へ送ってくださった方もいらして、ありがとうございます。友人のイ・サンユンさんに、「日本で沢山もらってきて僕に頂戴!」と言われたので、空港の免税店で買って帰ろうと思っています。イ・サンユンさんはとても食いしん坊で本当によく食べるんですよ。僕も食べるのは好きですが、沢山は食べないんです。」
ここで、イ・サンユンさんからのメッセージ映像が映し出された。
「おいしいものたくさん買ってきてね、ファンミーティングが楽しい時間となりますように」とメッセージをくれたイ・サンユンとは、お互いのファンミーティングでメッセージを送り合うなど、とても仲が良いそうだ。
―今年の目標は?
「明後日からドラマの撮影に戻ります。一生懸命撮影に臨み、楽しいドラマとなるよう頑張ります。」
続いて、ファンからの質問コーナー。
イ・サンウが客席に降り、会場の後ろの方までゆっくり歩いて移動する姿に大歓声。
―ソウルで一番おいしいお店を教えて。
「僕の家の近くのクイドンにあるサムギョプサルのお店「ヒョンデチョンニョシクタン」とチョンダムドンにあるソルロンタンと牛肉のお店もお薦めです。」
マイクも使わずに通訳さんに一生懸命説明する姿がかわいらしく、まじめな一面が窺えた。そんな姿にファンは大爆笑。
―女性のどんな仕草にグッときますか?
「こんな感じ」と口もとを尖らせ、人差し指を当てる仕草をして見せ、またまたファンは大爆!!
―彼女とデートをするなら?
「僕の家の近くですが、クイドンというところにあるオリニ大公園です」と言った後、「Children Grand Park」と英語で言って笑いを誘った。
質問者の近くの人からダイレクトに「実際にデートしたの?」との質問に「はい」と照れながら答えるイ・サンウ。
―さっきデートしたと言っていたけど、結婚の予定は?
「好きな人ができて、時期がきたら」と答えるイ・サンウ。
「40歳までには結婚してね」とか「ダメ!ダメ!」など好き勝手に言い出すファン達。
日本語で 「わかった!」と爽やかに答えて更に笑わせた。
ここで、一旦退場し、レザーのシャツにグレーのジーンズ姿で再登場したイ・サンウ。
早速、ドラマ再現コーナーへ。
抽選で選ばれたファン2名がステージに上がってドラマ「お願い、ママ」のシーンを再現。
・おんぶして歩きながら口笛を吹くシーン
・向き合って抱き合ったのち、お姫様抱っこでベットルームへ行くシーン
どちらのシーンも恥ずかしがるファンをイ・サンウが積極的にリードし熱演。客席からは、うらやましさからか悲鳴のような歓声が聞こえた。
選ばれたファンは 「緊張しすぎて何も覚えていないです・・・。」としながら、幸せそうな表情でステージを降りた。
イ・サンウも「心臓がドキドキしています、息も上がっています。」と笑わせた。
続いて、イ・サンウが理想のバレンタインの過ごし方を再現するというコーナー。
理想のファッションに近い女性を直接客席へ降りて選び、
『12時半頃、彼女の家に迎えに行く→ベトナム料理屋で生春巻きを食べる→動物園、公園で散歩→カフェでお茶→肉料理とワインで素敵なディナー』というイ・サンウの理想のバレンタインデートコースをステージ上で再現。レストランやカフェ、動物園の映像が流れ、お互いに食べさせあったり、手をつないで散歩したりと選ばれたファンは幸せそう・・・。客席のファンは自分に置き換え、妄想を膨らませ?幸せな気分になっていたようだ。
次は、イ・サンウからのプレゼントコーナー。
イ・サンウが自らデザインを選んで修正して作った金の小さなスプーン型のペンダント。
「ダイエットスプーンです。」と笑わせたが、「ごはんをちゃんと食べてねという気持ちを込めています。僕は、ひとりなので、周りの方からご飯の心配をしてくれることをありがたく感じますので、その気持ちを皆さんにも感じてもらえたらと思いまして。」とのこと。
世界に10個しかなく、スプーンの裏側にはナンバリングとサインが刻まれているそうだ。前日に5個は韓国のファンにプレゼントしたそうで、残りの5個を抽選で選ばれた5名がステージ上で直接プレゼントを受け取った。
Happy Birthdayのコーナー。
お誕生日をお祝いして、イ・サンウの赤ちゃんの頃から現在までの写真が映し出された。小さなころから端正な顔立ち、美しい姿に、ため息がもれたり、笑いが起きたり、悲鳴が聞こえたり…。
続けて、「お願い、ママ」で共演している俳優さんたちから誕生日のお祝いのメッセージ映像が流れ、俳優仲間との仲の良さが窺えた。
用意されたケーキを前に「素晴らしい皆様と誕生日をお祝いできてうれしいです。これからも頑張ります。」と満面の笑みで感謝の気持ちを伝えた。
全員でHappy Birthdayの歌のプレゼントした後、イ・サンウがケーキのロウソクを吹き消したが、
イチゴの上にロウが垂れてしまっていたからとイチゴを取り除いてしまったり、抽選で選ばれたファン3名が、ステージに上がってくるまでの間も真剣な面持ちでケーキに落ちたロウを一生懸命に取り除いていたり・・・イ・サンウワールド全開の姿に会場は大爆笑!
檀上でファンがイ・サンウにケーキを食べさせてあげると、ファンにも「あーん」と食べさせてあげ、「お水があった方がいいですよね。」と優しい気遣いも見せてくれた。
最後には
「今日は、会いに来てくださってありがとうございます。また、僕が出演しているドラマにたくさんの関心を示してくださり、ドラマを好きだと言ってくださり本当にありがとうございます。みなさんの気持ちは僕が頑張っていける源となっています。韓国に戻ると新しいドラマの撮影が待っていますが、最善を尽くして頑張って、また皆さんにお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。」
とあいさつし、歌のプレゼントをくれたイ・サンウ。
少し緊張した様子で水を一口飲んでから、♪「サランエ パジゴシプタ(愛に溺れたい)」を熱唱。・・・のはずが、最後のワンフレーズで痛恨のミス・・・。 それでも爽やかな笑顔と共に舞台を後にしたイ・サンウに、ファンはあたたかい大きな拍手と、笑顔を贈った。
マイペースで、独特のイ・サンウワールドを温かく見守るファン達と、爽やかな笑顔とジェントルな姿でそれに応えるイ・サンウの、絆を終始感じるイベントがここに幕を閉じた。
この後、来場者全員との握手会、ファンクラブ限定イベントが開催され、更にファンと濃密な時間を過ごした。
2016.2.21 |