コンサートツアーと同様の映像が流れステージ上に棺が現れた。コンサートツアーでは、棺の中からSE7ENが登場するので、ファンは期待に胸を膨らませていたのだが、棺から出てきたのは、本日の司会のヒョンギ!客席から笑いとざわめきが…。
ステージ袖から笑顔で登場したSE7ENは、ファンの歓声に応え、ステージの端から端まで移動してファンに手を振って挨拶。ファンが手にしているセブン棒(ペンライト)が光り、全体がブルーに染まった客席に、満足げな表情を見せたSE7EN。
1時間程前に同じ会場で、SE7EN全国ツアー『SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan』の最終公演が行われた直後ということもあり、今回の全国ツアーの打ち上げのような気持ちで、写真を交えて色々な話をしましょうね、と温かい雰囲気で始まった。
ツアーの感想を聞かれて、「本当に楽しかったし、幸せだった。10周年記念という意味のあるツアーだったから、みなさんにも感謝の気持ちでいっぱい。」と答えた。
SE7ENは、イスに座って目線がファンと近くなると客席に向けて「コンニ、コンニ、元気ですか?僕も元気!」と笑顔を見せた。
まず初めに、スクリーンに映し出された写真を見ながら、今回のツアーを振り返った。
10月26日に来日した際の全身黒でかっこいい空港ファッションの写真。そして、空港からすぐに音合わせのために練習スタジオに直行したというほど、タイトなスケジュールだったとのこと。
今回難しかったのは、日本と韓国でそれぞれ練習していたこと。一緒に練習したのは10月26日、この日が初めて。それでも、音合わせは順調だったそうだ。
リハーサル中の真剣な表情の写真を見て「なんか嫌な顔だな、とにかく好きじゃない顔」とSE7EN。
「コンサートでエリザベートの曲を歌った時に、今日は最終日だったから、いつも以上に力が入ってしまって今、とっても喉が痛い。」と話し、「コンサート中は、次の曲で、こうやって(客席にマイクを向け)ファンに歌ってもらって、ちょっと喉を休めたりした。」と冗談交じりに再現。SE7ENが一言歌い、マイクを客席に向けると、続けてファンが歌った。
このようにいつもファンと一緒に歌って、一緒に楽しんでいるのだな、と感じられた瞬間だった。SE7ENは、「休むっていうよりは、みんなと一緒に歌いたかったから」といたずらな笑顔を見せた。
ライブ前に円陣を組んでいる写真では、いつも最後まで誰ひとり怪我することなく、練習したとおりにできるように祈って、「ファイティン!」と言うと教えてくれた。
ライブ中の写真が数枚映し出され、「客席のセブン棒がきれい、色が変わるんだよね。」という話になり、SE7ENが「せーの、ピョン!」と言うたびに、セブン棒が赤、青、オレンジ、ピンクに一斉に変わる様がとてもきれいで、SE7ENも大満足。「せーの、ピョン!」と言うSE7ENがまたとてもかわいらしかった。
10月31日神戸でのコンサートでは、ハロウィンということもあり、メンバーみんなで仮装した写真。スーパーマリオに扮し、ヒゲをつけたSE7EN。かっこいい衣装も着てみたけど、かわいい衣装にしたかったと楽しそうに話した。
また、各地でおいしいものを食べたそうだ。「久しぶりだったので本当においしかった。ひつまぶし、手羽先、水炊き、お好み焼き、焼き肉とか、いっぱいおいしいものを食べたけど、やっぱり、大阪で食べたヨルボンチムタク!が1番だった。」と自身のお店のPRを忘れていなかった。
「さっきコンサート終わったばかりだから、もう少し座っていたい!」と言いつつ、ファンのために歌をプレゼントしてくれたSE7EN。
「ライブの中で反応の良かった曲を何曲か選んで、今、聴かせてあげるからね、みなさん聴いてください」と「ANGEL」、「STYLE」2曲続けて熱唱。
スタッフ、ダンスチーム、バンドメンバーのお陰で、素敵なステージが作ることができました、本当に感謝していますと、メンバー全員で10周年の記念にウーロン茶で乾杯!
乾杯の瞬間、セットの松明に火が灯り、「Happy Birthday」の合唱…そして、大きなバースデーケーキが登場!いたずらで鼻の頭にクリームをつけられたSE7EN。
「日本で誕生日パーティーをみんなと一緒にしたのは初めて。今日のことは、ずっと思い出に残しておくから、この雰囲気を忘れないでずっと頑張るから、みなさんもいつも元気でいてくださいね。」とローソクを吹き消した。鼻にクリームがついていてもかっこいいSE7ENが、まじめな顔で話している姿が妙にかわいらしくて客席から笑いがもれ、「なんで(みんな笑うの)?」と不思議そうにしているSE7ENだった。
そして、ファンからのサプライズで「HAPPY BIRTHDAY DEAR SE7EN」と書かれた応援ペーパーが一斉に掲げられた。韓国語と日本語で何度も「ありがとうございます」と言って、「幸せです」と満面の笑みを見せた。
「誕生日を日本で過ごすのは初めて、すごく、すごく、好き!大好き~!」と本当に嬉しそうだった。
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ここで、黒いジャケットを脱いで白いシャツ姿へ、客席から「ヒュー」と喜びの声も聞こえた。
続けて、ファンからの質問コーナー。
◇すべすべお肌の秘訣は?
「好き嫌いなくよく食べて、よく寝ること。僕が考える元気になる方法です。」
◇日本人になったらどこに住んで何をする?
「沖縄、海が好きだから。前に1回だけ沖縄に行ったことあるけど台風で何もしなかったから、次はいい天気で過ごしたい。」
◇最近、夢中になっていることは?
「このツアーに向けて夢中になっていた。もちろんでしょ。新しい会社作ってから、初めてのツアーだったから、準備するのが本当に楽しくて夢中になっていた。これからは、新しいアルバムを出すのに夢中になると思う。素敵な歌を作るので応援してください。」
質問ボックスの中を覗ていたが、気に入った質問がなかったので急遽「1番面白い質問ある人!」と客席から質問を募集した。
1番初めに手を挙げたファンの「女の子になったら、何をしたいですか?」という質問に対し、「(その質問)面白くねぇ」とぶった切り、大爆笑。
2番目のファンからは「大学生になったら、韓国に留学する予定ですが、アメリカに2年行っていた経験からアドバイスをください」といった質問。
「僕は、留学じゃなかったんですが、留学になったんですよね。」とざわついた客席を笑いに変えた。
「僕、本当にあの時は大きな夢を抱いて、アメリカに行って、『俺が韓国から来たSE7ENだよ!』という気持ちで、アルバムを出して、バーンともっと幅広くいこうという気持ちで行ったのですが、今思ったら“留学?”になったかもしれません。」と笑わせつつも、「本当にいつも重要だと思っていることは、悪いことがあってもいつも前向きな気持ちでいること、大丈夫、これは理由があってこうなったんだと思うこと。きっと、他に方法が見つかるし、なんとか頑張ったらうまくいく、ずっとそういう気持ちでいたら、さみしい時も大変だったその時期もあとから考えてみたら大事な時期だと思える。本当ですよ。僕、本当に大変でつらい時期があったけど、今はこんな幸せでしょ。」とまじめに答えた。そして、「本当に大変な時は、みなさんの応援が力になって乗り越えられた、今の幸せはみんなのお陰、とても感謝しています」と。
それから、「さっきの質問にこたえなくちゃいと思っています。さっきはごめんね。」と謝ってから、「女になったら、何したい、だっけ?」ちょっと悪い顔をして、「何歳の女?高校生の女ね、そうね、かわかわいくして、合コンしたい。やったことないから、やりたいなぁ~女になっても男でもね。」と笑顔を見せた。
次はSE7ENからのプレゼントコーナー。
今回のコンサートグッズにサインをしてプレゼントしてくれたのだが、サインをしながら、SE7ENから「今回のグッズみんな可愛かったでしょ。可愛くないのはあった?これいらないってグッズはあった?」と質問。「靴下、履くのがもったいないから」との声に、「温かいのに…じゃあ飾って、クリスマスだしね、他には、嫌いなのある?正直に言って!」と真剣。次は、もっといいグッズを用意したいから、SNSに意見をちょうだいねと社長の顔を見せた。
その場で、当選者の名前をグッズに追記するという大サービスも。
プレゼントをするグッズがなくなると、鼻のクリームを拭取った白いタオル、今回のツアーのステージセットの大きなロゴパネル、ダンサーさんが使ったロゴが入ったフラッグが抽選でプレゼントされた。
そして、最後にコンサートのオープニングで使った棺までプレゼントされることになった。
「持って帰るのは難しいから、運送会社に頼もうね、送料は僕がだす!」と言うSE7ENに客席から「社長!社長!」と社長コールが沸き起こった。大きな棺は、抽選ではなく、本当に欲しい人の中で、SE7ENにじゃんけんで勝った人が貰えることになった。じゃんけんに勝ったファンに「本当に欲しいよね?捨てないでね。」とお願いするかわいいSE7EN。
DVDと写真集の発売決定の告知のあと、「ステージの上で歌って、踊れて、こんなに幸せなことがまたできるとは思っていなかったので、今日こんなに幸せで、僕は、言葉に出して言えないくらい、本当にみなさんに感謝しています、みなさんのお陰です。」とSE7ENからのメッセージ。そして、みんなと写真撮影が行われた。
最後は、ライブでお別れとなった。
「このツアーでは、いろんな会場でたくさんのみなさんに会えたことがすごく、すごく嬉しいツアーでした。このファンミーティングのためにツアーで歌えなかったから、本当に歌いたかった曲を選んだので、聴いてください」とイスに座り、スタンドマイクで「君だけに」を歌った。
続いて「雪の華」。感情のこもった歌声で、まるでミュージカルのワンシーンを見ているようなステージ。
そして、ステージ中央に立ち、言葉を選びながら、「これからもみなさんとずっと一緒に行くように、頑張りますから、ずっと元気で行きましょう。今日一日どうでしたか?(日本での)初めての僕の誕生日に、みなさんと一緒にこんなに素敵なステージを作ることができてすごく幸せです。本当に、本当に、この思い出をありがとうございます。次の曲が最後ですが、このツアーが終わっても、すぐに、いいNEWS、いいアルバム、いい、とにかくいいことでメッセージを送りますので、SNSやファンクラブのホームページをいつもチェックしていてください」と。
「やっぱり、この曲をみなさんと歌わなかったらさみしいので、一緒に歌ってくれませんか?」と右手を上に挙げて、力強くアカペラで歌いだしたのは、「HIKARI」。金色の紙吹雪が舞い降りしきるなか、ファンと大合唱。
最後にもう一曲行きたいです!とアカペラで歌うSE7ENに続いて歌うファン、「Let’s go!」と始まったのは「スタートライン」、ファン、バンドのメンバー、ダンスチーム、ステージ上にはいないスタッフも含め、全員と一体になっているように感じた。
「みなさん、何度言っても足りないくらい、本当に、本当に、本当に感謝しています、愛しています。」とメッセージを送り、ダンスも歌も最高潮に、すべてを出し切ったSE7EN。
舞台の端から端まで指でハートを作って挨拶をしてまわり、最後に「ありがとうございます。愛しています。また、近いうちにね、元気でまた会いましょう。」とメッセージを残し、韓国語で「じゃあね、ありがとう、またね」とステージを去った。
このあと、来場者全員とハイタッチ会が行われ、『SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan』及び、『2015 SE7EN FAN MEETING 1109』が温かい笑顔で締めくくられた。
2015.11.28 |