韓国で観客動員数300万人を突破した大ヒット映画「二十歳」は、3人の若者の恋と友情を描いた、とびきりキュートでコミカルな青春グラフィティーです。
この映画で主演を果たしたジュノ(2PM)が、ジャパンプレミアム上映会の後の記者会見で、映画の魅力について語りました。
◇俳優として2回の上映会と舞台挨拶を終えた今の感想を教えてください。
「これまで2PMのジュノとして、ソロのライブで、ここ国際フォーラムのステージに立たせていただきましたが、先ほど、俳優としてひとりで立たったときに、ワクワク、ドキドキ、緊張したけど楽しかったです。」
◇漫画家志望の浪人生ドンウの役作りはどのようにしましたか?
「ドンウは、夢があるけれど現実にぶつかり、夢を諦めなくてはいけないといった役柄です。夢と現実の狭間で葛藤することは、誰にでも起こりうることだと思いますし、実際に僕も経験したので、ドンウの悩みを理解できました。また、ニュースを見たり、周りの人たちや実際に同様の体験をしている人の話に耳を傾けたり、自らの練習生の頃の感情を思い出して役作りをしました。」
◇映画「二十歳」の魅力を教えてください。
「タイトルにもあるように二十歳の3人の若者が、学校という守られた場所から社会に出て、ひとつずつチャレンジし、さまざまな現実にぶち当たりながら成長しきますが、その過程が美しく、とても魅力的だと思います
◇今だから話せる共演者との撮影秘話はありますか?
「僕たち3人は実際に同い年だったので、ぎこちなさが初めからありませんでした。ひとつのエピソードを選ぶのは難しいですが、映画の中では最後のハイライト 中華料理店でのシーンは、3人の息がとてもよく合っていてシナジー効果が出ていたと思います。とても面白く描かれていて、撮影もとても楽しかったです。3人が社会に出ていく決意をし、最後に大暴れをするシーンなのですが、とてもウィットに富んでいます。観客の皆様からみて、愉快でもあり、同時に必死にもがいている姿が切なくも感じられるようなそんなシーンになっていて、面白く、魅力的なシーンになっていると思うので注目してください。」
◇男同士の友情を描いた作品でもあるが、友達とはどんな存在ですか?
「自分を守ってくれる囲いのような感じがします。最も信じることができて、頼ることができる存在です。僕にとって、2PMのメンバーは、まさに家族のようで、親友のような存在です。彼らの中にいる自分が最も本来のありのままの姿なのではないかと思います。
なので、友達とは自分がありのままの姿でいられる存在なのではないかと思います。」
◇人生の節目ともなる二十歳、自分が大人になる際に心に決めたことはありますか?
「僕は大人になったと思ったことがないんです。まだ、子供だと思っています。まだまだ学ぶべきこと、やるべきこと、やり遂げたい夢がたくさんあるので、それらをひとつひとつ叶えることによって成長していくと思いますし、大人になれるのではないかと思っています。」
ここからは女性記者からの質問です。
◇主人公3人の中で一番自分に似ているキャラクターは誰ですか?
「うーん、1人を選ぶのは難しいです。3人の姿がそれぞれ僕の中にもあると思います。
その理由は、ドンウのように夢と現実の狭間で悩んで葛藤した時期もありまし、ギョンジェのように経験不足でいろんなことに不慣れで未熟だった時期もあったし、また、チホのように世の中に対して自由を求めて、夢を捜し求めていた時期もありましたので、3人の中で誰かひとりというのは難しいと思います。」
◇作品の中で、年下のソヒから積極的にアプローチされましたが、年下の女性からのアプローチはいかがですか?
「うーん、なんてお答えしたらよいか、とても恥ずかしいです。答え方がとても難しいのですが…どんな状況であれOKです。(笑)映画のシーンにあったからというのではなく、突然バックハグをされるようなアプローチをされたら、驚くとともにとても嬉しいと思います。」
◇女性にどういうことをされるとドキッとしますか?
「うーん(しばらく考えて)、んー、状況によって違うと思いますが、………ただ目を合わせる状況でもドキッとすると思います。ジーッと見つめられている状況ではなく、なんとなく目が合っているような、いないような、でもすれ違い様にどこかで目が合ってしまうような、そんな視線にドキッとします。話しかけたくなりますよね。」
最後に映画の公開を待っているみなさんへメッセージ
「まずは、僕の作品の二十歳がついに日本で公開されることになりました。
3人の友達同士のいろいろなドタバタがある中での成長ストーリーが描かれた映画で、夢を追い求め、愛について真剣に悩む、そんな二十歳の初々しい時期の姿が描かれています。とてもウィットもあり、きわどいセリフもありますが、笑いながら、楽しく観られる映画になっていますので皆さん、たくさん愛してください。」
ジュノは、記者たちに向け、手で胸元にハートマークを作って会場を後にした。
映画『二十歳』2015年11月28日(土) より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー
配給:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
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2015.10.4 |