韓国で最高視聴率47パーセントを記録したドラマ「いとしのソヨン」のカン・ウジュ役が印象的な
イ・サンユンが、1年ぶりの東京イベント、『SWEET バレンタイン』を2月10日赤坂BLTZにて開催した。
ソウル大学物理学科在学の学歴を持つ彼は、デビューから注目を集め「神の天秤」「美しき人生」「地面にヘディング」「楽しい我が家」などで好演し、「いとしのソヨン」で大ブレイク。今年は純愛ドラマ「エンジェルアイズ」で更にファンの心をつかんだ彼は、最新ドラマ作品である日本原作のリメイクドラマ「ライアーゲーム」で最年少心理学者でいて詐欺師という特異なキャラクターの主人公、ハ・ウジンを演じて、注目を集めている。
バレンタインの甘い雰囲気が漂う中、♪「ファブン(花瓶)」を歌いながら、イ・サンユンが登場。
少し緊張気味な表情で会場を見渡すイ・サンユンにファンからは温かい拍手が送られ、
「こんばんは。このようにまた、皆さんとお会い出来て光栄です。いらして頂きましてありがとうございます。」
と挨拶から、甘いバレンタインイベントがスタートした。
早速のフォトセッションで舞台を左右に移動し、ファンへ笑顔を見せた後はトークコーナーへ。
新年が明けて1か月をどう過ごしたか? との質問にドラマ「ライアーゲーム」が終わり、会えなかった人や
顔を出せなかった所に行っていたと話すイ・サンユン。更に「このイベントの準備や歌の練習をしていました。」と答えると会場からドっと笑いが。(決して上手ではないけれど~一生懸命歌ってくれました!)
このファンの反応に対し「でも、練習してなかったら、どんなことになっていたか(笑)」と切り返すと、
会場には納得の声が漏れて大爆笑になる一幕も。
医師や王、詐欺師など多彩な役柄を演じている彼の役づくりは、さぞ苦労していると思いきや、「とても楽しいです。似た役をするよりも、違う役を準備するほうが時間はかかりますが、興味深くて面白いです。」との事。「役のキャラクターに関連した人をまわりから探したり、実在した人は研究をしたりします。また実在していない役は映画やドラマ、漫画・・・僕は漫画が好きなんですけれど、そんな中からキャラクターの姿を見出し、自分の内部から似た物を引き出して集中しようとしています。」と真摯な姿で答えた。
新作ドラマ「ライアーゲーム」については 「日本の漫画が原作で、以前にもすすめられて読んでいました。
見所は、日本のドラマとはじまりは似ていますが、人物関係などは違うのでそんな違いを見て頂くのも面白いと思います。今までの役は、自分も笑い、人に笑いを与える人物でしたが、今回はほとんど笑わない人物なので、これまでと違う自分を見て頂けると思います。」と語った。また「役と離れプライベートで自分自身を感じる時は?」と聞かれると、「朝、起きてぐちゃぐちゃなヘアスタイルと乱れたベッドも見たときです。 それを公表したらこの会場の半分の方が離れてしまうと思います。」と会場を笑わせた。 そして「公開して下さいね。乞うご期待!」というMCに「ダメよ~ダメダメ」と日本人には耳慣れたギャグを披露し爆笑を誘った。
ここで、イ・サンユンがインドネシアの厳しい環境で生活する子供の元を訪れたVTRが流れ、「同じアジアであるインドネシアで文明の手が届かず、国の福祉のメリットも受けられずに、生活している方が沢山いるとは衝撃でした。小さな分かち合い、救護団体への寄付など、小さな気持ちが大きな力になると思います。」と
現状を知ること、そして考え、行動を起こすことの大切さを伝えた。
次には、ファンが直接に質問をするコーナーへ。
ファンが積極的に手を挙げる中、客席に降りて目を合わせて質問に答えてくれるイ・サンユンに、ファンはメロメロだ。
―13年掛かって大学を卒業した原動力は?
イ・サンユン 「卒業したいという熱望と、勝負欲です。」
―韓国で伝統的なお菓子、おすすめのお菓子は?
イ・サンユン「ここですぐに浮かびませんが、今韓国ではハニーバターポテトチップスが流行っています。」
―理系のお勧めの勉強法は?
イ・サンユン「数学や科学は、僕はおもちゃやブロックなど、興味のあるものに繋ぎ合わせてアプローチしました。」
―ドラマでサンユンさんを見た後は主人を見たくなくなります。どうしたら?
イ・サンユン 「(笑)近い将来、憎たらしい悪役で登場しますね。」
―そんな悪役でも好きなんです
イ・サンユン「良いアイディが無かったら、先ほど話した寝起きの写真を特別にお送りしましょうか(笑)」
ファンの熱気にダジダジになりながらも、楽しそうな笑顔で答えていたイ・サンユンが印象的。
続いてバレンタインの特別企画第一弾『愛の告白コーナー』へ。
イ・サンユンへのラブレターを読み上げ、愛を伝える企画に選ばれた会場のファン3人の中には男性も!
海辺のシチュエーションや寒さに凍えるシーン、突然の雷雨にあったシチュエーションをつくり、イ・サンユンが甘いセリフを語った後には、ファンは各々、「抱きしめて~」「憧れの人。自分も笑顔がステキな人になります。」 「かわいい笑顔でいてください」など、思いのたけを伝えた。
ちなみに、イ・サンユン自身の今までの告白経験は・・・告白されたのは2回で、告白したのはその2回よりも多いとか。
特別企画第2弾『イ・サンユンと形にしょう~愛の形』では イ・サンユンと“あっちむいてホイ”で勝ち抜いた3人とでカードに書かれた「愛の形」を表現するというもの。手をつないで愛を叫んだり、ドラマ
『エンジェルアイズ』の名シーン~ファンに膝枕をしてあげながら詩を朗読、そして・・壁ドン‼ などがカードに書かれており、そのたびに客席のファンからは絶叫が聞こえた。イ・サンユンはファンを紳士的にエスコートし、シチュエーションやセリフを自ら設定して、格好良く愛の形を表現しファンをうっとりさせた。
膝枕をしてもらったファンが思わず「気持ちのいい太ももでした」とこぼすと、イ・サンユンは照れ笑い。
会場からも笑いが起きた。
後半は、サイン入りのドラマのOSTや台本、ポスターがプレゼントされ、更にファンへ手紙の朗読を。
「ステージで皆さんと一緒の空気を感じられるこの時間は、僕にとって大切な時間です。皆さんにとってもそうであれば嬉しいです。今年は日本でドラマ『火の女神ジョンイ』『エンジェルアイズ』が放送される聞きました。
たくさん愛してくださいね。今後、韓国でより一層素晴らしい作品でよい姿をお見せできるように頑張ります。
これからも、沢山の関心と応援をお願いします。皆さんもお元気で、お幸せに。」と気持ちを伝えた。
そして最後に、♪『嘘、嘘、嘘』を歌い上げ、イ・サンユンとファンとのバレンタインデートが幕を閉じた。
「お婿さんにしたい」、「初恋したい」俳優像ナンバー1のイ・サンユンのバレンタインイベントには、韓国のみならず、香港、アメリカ、中国、タイ・・・など世界各国からファンが駆け付け、熱い声援を送った。
イベント後のファンとの握手会、ツーショット写真会でのイ・サンユンは、その人柄を表す甘い笑顔とマナーでファンを感動させた。
2015.2.21 |