今回は、甲斐田裕子さん御出演の日本舞踊の舞台にお邪魔しました。
(すっかり、日舞色の甲斐田さん)
2013年12月14日、日本舞踊の舞台『正派若柳会 チャリティショウ』が、東京都内某所にて開催されました。
様々な演目を、様々な演者が艶やかに舞ってましたが、甲斐田さんは、演目『鶯宿梅』に“烏(詐欺師)役”として御出演です。
日本舞踊というと昔から演じられてきた伝統あるもの、という印象がありますが、『鶯宿梅』は戦後に作られた、日本舞踊の中では新しい曲に分類されます。
初めて花をつけた梅の木(お姫様)は鴬が宿るのを待っていました。
しかしそこに現れたのは、鶯でなく烏(詐欺師)
烏は言葉巧みに梅の木を騙し、自分のことを鶯だと信じさせてしまいます。
梅の木による おもてなし にすっかり満足して眠ってしまった烏ですが、そこに本物の鶯(王子様)がやってきます。
結局嘘がばれてしまった烏は、鶯と梅の木に追い出されてしまう…というストーリーです。
この演目は、日舞というよりは 狂言に近いような感じですが、台詞も多く、特に梅の木を必死に騙す烏は そのユーモラスな言い回しと動きが、大変に魅力的でした。
甲斐田さんへ単独インタビュー Q―――本日の公演の練習期間は、どのぐらいでしたか?
甲斐田さん:月に6回お稽古をしていまして、それが{4ケ月くらいで20回ちょっと}でしょうか。一回のお稽古は40分ぐらいです。
Q―――子供の時から日舞を習われていたのですか?
甲斐田さん:いえ、私は26才(※現在33歳)の時から日舞を始めたんですよ。
Q―――それはお稽古として始められたのですか、それとも お仕事(声優業)の一環としてですか?
甲斐田さん:声のお仕事ばかりしているので、身体表現というものをしてみたかったからです。日舞か、ジャズか、バレエか、と色々考えて、その中で着物を着てみたかったということもあって、日舞を選びました。それまで自分では浴衣すらも着られなかったので~(笑)。
Q―――今日の演目では、男性の役を演じられていましたね。
甲斐田さん:去年は藤娘をやりました。今回は、もともと4人で演じる違う演目のはずでした。でも1人欠けてしまい、3人で出来る演目ということで『鶯宿梅』になりました。ちょっとレベルの高い演目だったのですが~
Q―――宝塚みたいに、女性が男性の役を演じることが多いのでしょうか?
甲斐田さん:日本舞踊のお稽古では、女性役も男性役もどちらもやります。両方できないと上手くならないので。私は比較的に背が高いし、細々した踊りは苦手、そして踊りも大きいということもあって、男性役となりました。
Q―――日舞は、幼いころから習っていた方がやるもの、というイメージがありましたが。
甲斐田さん:もちろんそういう方もいますが、OLさんとか、役者さんとか、色々な方がいますね。表現の幅を広げるための勉強、という人から、それこそ着物が着てみたかったことが理由で、はじめたという人まで、様々ですね。
今日、私と共演した、他2人の演者さんも、OLさんです。
―――なるほど、色々な方がいらっしゃるのですね。
日舞という世界の印象が、少し変わりました。
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Q甲斐田さんのdaily ブーム(毎日持ち歩くもの)は、なんですか?
お裁縫道具・・・(いつでもすぐ使えるよう、針に糸を通したまま)
日本舞踊をやっていて学ぶことは、踊りだけではなく 礼儀や気遣いも。
むしろ そちらの方が学ぶことは多いです。
(甲斐田さん御本人撮影)
Q甲斐田さん小女時代の思い出の1枚
Q最近の甲斐田さんのヒット~晩御飯~
最近のヒットは、寝かせ玄米です。
玄米で作った赤飯を3日ほど寝かせたもの。一般には酵素玄米と言われてます。
日が経つごとにモチモチして柔らかく、栄養満点です。噛まなくても大丈夫な位柔らかいです。
外食が多いので家では粗食を。
ダイエット効果があると聞いた舞茸入りの豚汁や肉じゃがを添えて。
(甲斐田さん御本人撮影)
(甲斐田さん御本人撮影)
甲斐田裕子さんの公式アメブロ→http://ameblo.jp/yuhkokaida/
甲斐田裕子さん、どうも有り難うございました!
2013.12.21
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