〈オープニングセレモニー レポート>
実施日:10月3日(木)
場所: Busan Cinema Center
参加者: 福山雅治、二宮慶多(子役)、黄 升炫(子役)、是枝裕和監督
第18回釜山国際映画祭にてオープニングセレモニーが行われ、沿道には約3000人の一般客、
レッドカーペットには、ムービー100台、スチール記者300人程のマスコミ陣が待ち構える中、福山雅治さん、
二宮慶多くん、黄 升炫くん、是枝裕和監督が参加し、レッドカーペットを歩いた。
福山さんは子役、監督に続き、車から登場。その際には、沿道から歓声があがり、ケガ人が出そうなくらいの押し合いもあったりと、大盛り上がりをみせた。
福山さんは、はじめて訪れた韓国について、「すごく歓迎をされていてうれしいです。」と答え、
三回目となる国際映画祭への参加については、「すごく華やかで、またヨーロッパとは違う華やかさで楽しみにしています。」と答えた。
子どもたちは緊張した様子で、福山さんが服の乱れを直してあげたりと、まるで父親のように優しくエスコートしする姿が見られ、監督は落ち着いた様子で、本作での5回目(カンヌ、トロント、サンセバ、NY)の映画祭を楽しんでいる姿が見られた。
日本からは「もらとりあむタマ子」の前田敦子さんや、オダギリジョーさん、「共喰い」の青山真治監督らも
参加し、韓国からは、BIGBANGのT.O.Pや2PMのオク・テギョンらも姿を見せ映画祭に更なる華を添えた。
<公式上映&OPEN TALK レポート>
実施日:10月4日(金)
18:30 公式上映 上映後Q&A登壇 場所: Busan Cinema Center
登壇者:福山雅治、二宮慶多(子役)、黄 升炫(子役)、是枝裕和監督
19:30 OPEN TALK登壇 場所:ヘウンデビーチ特設会場
登壇者:福山雅治、是枝裕和監督
モデレーター:Una Beck(著名映画ジャーナリスト)
= 公式上映 =
第18回釜山国際映画祭にて、841人程入る最も大きい劇場ハヌルヨンにて公式上映が行われ、
昨日のオープニングセレモニーに引き続き、福山雅治さん、子役の二宮慶多くん、黄 升炫くん、
是枝裕和監督らが参加。本編上映後は、大きな拍手と歓声で迎えられ、舞台挨拶を行った。
慶多くんが「アニョハセヨ。二宮慶多イムニダ。今日はありがとうございます。」と挨拶すると
会場内からは「かわいい!」の声が。
福山さんも続けて「アニョハセヨ。福山雅治イムニダ。今、出てくる前に慶多と韓国語を練習しました。
韓国釜山に来れて、とても嬉しいです。」と挨拶。
また、作品作りのきっかけについて聞かれると「以前から監督の作品のファンで、下心をもって
会わせていただいたら、すごく楽しく会話ができ、下心をもってお会いして良かったです。」と答えた。
監督は本作のテーマについて聞かれると「父親と子どもを繋ぐものは何か考えた。」と実体験で
父として不安や悩みを抱えていたことを吐露した。
韓国でも話題作とあって、チケットはソールドアウト。評判を聞きつけた韓国の名匠、
キム・ギドク監督やホ・ジノ監督も鑑賞し、本作を大絶賛!心を射抜かれたようだ。
= OPEN TALK =
オープントークの会場となったハウンデビーチの特設会場には、2000名を超す観客がつめかけ大熱狂。
小さな子供からお年寄り、また、日本からのファンも見受けられ、幅広い層の観客が熱心に耳を傾けていた。
福山さんは韓国語で挨拶をし会場を沸かせ、「ものすごい歓迎をうけて、こんなに歓迎していただけるんだったら、もっと早く韓国にきたらよかったなと、反省しています。」と、はじめてきた韓国についてコメント。
また監督は「『そして父になる』は 韓国では12月から公開されます。
日本でも沢山の方が観てくれていて、この輪が韓国にも広がってもらいたいです。」と語った。
トークの最後には、「僕にとって今回が初めての韓国。ここにこれて本当に幸せだし、
ラッキーだと思っています。韓国の方がどれくらい僕のことを知っているのかわからなかったけれど、
こんなに沢山の方に歓迎してもらえてまたぜひきたいので、監督、またよろしくお願いします!」
と、新作にも期待を寄せた。
フォトセッションが始まる前には、福山さんが客席に向かって、「サランヘヨ」 と声をかける場面もあり、
会場は多いに沸いた。
<上映後観客コメント>
・20代女性
入場するときは綺麗だったんですが、たくさん泣きすぎてメイクが落ちてしまいました。
それくらい感動的な映画でした。
・20代男性
感情を抑えた演出がとても良かった。まるで、自分が父親の体験をしたような感動がありました。
本当に良い映画でした。前作より良かったです。強力に推薦します!
2013.10.5
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