客席をぎっしり埋めたファンが、今か今かと心待ちにする中、舞台中央から平井堅の『瞳をとじて』を歌ながら、チェ・ジニョクが登場すると、そのハンサムぶりと低音の歌声に会場が大興奮。オープニングからボルテージが上がります。 「オッパー」、「モシッソヨー」、「チョアヨー」とチェ・ジニョクに「会いたい!」気持ちをいっぱいに表現するファンへ満面の笑顔を向け、チェ・ジニョクは「皆さん、こんばんは。チェ・ジニョクです。お元気でしたか今日は来てくださって本当にありがとうございます」と日本語での挨拶。
「日本語は3歳レベルです。勉強します(笑) オープニング曲の『瞳をとじて』は聞いているのは好きでよかったのですが、歌ったら難しくて、選曲を間違えたかも~と思いました。」と、はにかむ姿にファンは母性本能をくすぐられっ放し。MCに「照れた笑顔がいいですね~」と言われ、更に照笑いのチェ・ジニョク。
最初のコーナーはファンが選んだ作品と好きなシーンベスト3を紹介するコーナー。
◇作品3位―『大丈夫、パパの娘だから』
MCの「家ではどんな息子なの?」という質問には
「両親に対して人一倍愛情が強いです。両親がいるから自分が存在できていると思っています。特に母を大切にしたいですね。海外では2日に一度は電話やメッセージを送っています。 今回も次回作の撮影でロサンゼルスからすぐ日本に来たので1週間ほど会えていないので申し訳ないです。」と答え、「でも・・・マザコンじゃないですよ!」 とすこしあわてて否定して会場の笑いを誘いました。
「このドラマの撮影時は韓国史上最も寒い冬でしたので、凍傷にかかってしまいました。SUPER JUNIORのドンヘさんと共演がきっかけで親しくなれたのがよかったです。恋人のことを話しているようですね(笑)」と続けました。
◇作品2位―『ロマンスが必要』
この作品で演技の面白さに目覚めたチェ・ジニョク。 刺激的な映像がながれ、会場に悲鳴に近い声が響く中、「キスシーンが多かったので演技をしていて、こんなに恥ずかしいことがあるものかと思いました。一話からエッチなシーンが多いので出演をためらっていたのですが、台本をよくみたら面白かったので女性に好まれるドラマだと思いました。結果その通りでした。」
ここでMCに「演技とはいえ、キスするときはどんな気持ち?」と聞かれた彼は 「パス!!」と即答して笑わせました。 「この作品が放送されると、街で気付かれたり、インターネットでも話題になっていました。他の作品ではそのようなことが無かったので、この作品で多くのファンを得たのが嬉しくもあり、不思議な感じでもあります。」と、ドラマ放送時の気持ちを語りました。
◇作品1位―『私の娘コンニム』
「年配の方に愛された、台本が緻密で涙腺を刺激するドラマでした。ドラマではスーツが多いのですが、普段はトレパンとかで(笑) 楽な恰好が好きです。おしゃれをしようと努力していますが・・・大変です。」 プライベートの姿をのぞかせました。
◇好きなシーン3位―『ロマンスが必要』 チェ・ジニョク演じるペ・ソンヒョンが「二股でもいいから付き合おう」とソヌ・イニョンに告白するシーン。
「二股でいい」というソンヒョンの気持ちは理解できますか? との質問には「そういうのは苦手ですね。
彼がいる女性は女性にみていません!お相手がいる人には手をだしません(笑)」と答え
後から彼がいると分かったらサヨナラですか!?と更に聞かると 「はい!」とキッパリ。
◇好きなシーン2位―『私の娘コンニム』 チェ・ジニョク演じるク・サンヒョクが「一人しかいない息子になぜ頼らないんだ!?」と病気の母親を背負うシーン。
「実際に母によく言う言葉なのでジーンときました。母も体調がよくないので自然な演技となったのだと思います。」とコメント。
◇好きなシーン第1位―『大丈夫、パパの娘だから』 チェ・ジニョク演じる チェ・ヒョッキが熱唱するシーン。
「すごく眉間に皺を寄せて歌っていたんですね(笑) OSTで歌っている他の俳優さんに、ドラマの中で歌うのはどんな気分か聞いてみたんですが、皆さん、自分の歌が流れるのは気恥ずかしいし、演技に集中できない~と言っていました。でも僕は気持ちが良くてすきです!」とは、歌手顔負けの歌唱力を誇るチェ・ジニョクらしい言葉。
この後には 「チェ・ジニョクさんと一緒に歌いたい」コーナーへ。
選ばれたファン二人とチェ・ジニョクがデュエット曲「ロンリーチャップリン」を歌い勝敗を決めるこのコーナーでは「デュエットはほとんどしたことがないので、照れくさいと思いましたが、そうでもなかったです。」と話し、両名とは2ショット写真、拍手投票を接戦で勝利したファンが直筆サイン入りポスターを手にしました。
フォトブック『チェ・ジニョク 夏の記憶』の撮影レポートトークのコーナーでは 各所で撮影している映像をみながら 「写真を撮られるのは、始めはぎこちなかったのですが、最近は慣れて楽しめるようになりました。
写真うつりが悪いので、実物のほうが良かったりしませんか?」とおどけるシーンも。
カフェでくつろぐ場面では「一人で行くことはあまりないです。人と話をするのが好きで、余裕ある時間の過ごし方が好きですね。特にモーニングコーヒーが好きです。」と話すと、MCが敏感に反応。「モーニングコーヒー! 皆さん想像してくださいね。」とファンを沸かせました。
後のプレゼント抽選会では選ばれた3名にチェ・ジニョク直筆の手紙をプレゼント。さらに2名にフォトブックのメイキング映像で彼が使用していたタンブラーと本が贈られました。
一度退場し、カジュアルな服装にスタイルチェンジしチェ・ジニョクは、一人舞台に立つとファンへ向けて
「僕と皆さんだけの時間がとりたいと思っていました。今日は台風がきているので、来場できない方が
いるのでは?と心配していましたが、こんなに沢山の方が来て下さって嬉しいです。前回も感じたことで、
今日もしみじみ感じるのが、「僕は本当に幸せだ」という事です。」 と語り、ここでファンへ歌のプレゼント、
ドラマ『シークレットガーデン』のOSTより「その男」を熱唱しました。
「皆さん、『九家の書』というドラマはご存知ですか?韓国で最近終わったドラマですが、僕はまだそのキャラクターから抜け出せていないんです。あのキャラクター、ク・ウォルリョンが大好きでした。
まだご覧になっていない方が多いと思うのですが、9月末から日本で放送されると聞いています。是非みてくださいね。 その『九家の書』のOSTで歌っている、「お元気ですか」を歌います。自分の歌ですが、大好きでよく聞いています(笑) 帰ったらチェックして着信音とかにしてくださいね(笑)。」 と笑わせ、またその歌唱力で
ファンを魅了しました。
会場から 「チェゴー」と声がかかる中、「少しお待ちください。」と舞台を後にしたチュ・ジニョク。
しばらくしてから舞台に戻ると、その間なんと、トイレに行っていたとか!
「ずっと我慢していたんです・・・」とポツリ話すと会場は大爆笑。
「今年、僕は数え年で29歳、来年は30歳になります。韓国には兵役があって来年には入隊すると思いますので、今年日本で皆さんと会えるのは最後だと思います。 本当の最後ではありませんよ!戻ったらまたお会いできますから。でも、軍隊に入る前に、もう一度みなさんとお会いできる場を作りたいと思います。僕は海外には出て行けませんので、韓国に皆さんをお招きして2月9日の誕生日をしたらどうかな~と思っているんです。その時にお会いできるのを期待しています。
今日は台風が近づいていて心配していましたが、お帰りも気をつけてくださいね。そして、本当にありがとうございました。こんなに沢山の方が来て下さるとは思いませんでした。
つらい時も支えてくれる味方という存在が大切だと思います。今日はたくさんの声援をくださり、また楽しんで
頂きありがとうございます。さっきは何度も泣きそうになってしまいました。今日、これが最後とは言いたくはありません。 僕が戻ってくるまでお元気で、そして見守っていてください。僕はご縁が大事だと思っています。今、ここにいる皆さんと僕は縁があるのだと感じています。軍隊での生活のどこにいても、今の感謝の気持ちを忘れません。」 と心からの感謝の言葉をファンに伝えたチェ・ジニョクは、「僕が知っているもう一つの日本の曲で、歌詞をみて皆さんに贈りたい~と思ったんです。」 とAIの『Story』を歌い上げ、
感慨深げに会場のファンの一人一人の顔を見渡し、日本語で「ありがとうございます」と手をふりながらステージを後にしました。
日本での入隊前最後のファンミーティングはチェ・ジニョクとファンの絆をさらに強め、次に会う機会を約束する大切な時間となりました。
「チェ・ジニョクに会いたい!」(全1回) ホームドラマチャンネルにて 2014年1月放送決定 日本初放送!
韓流ぴあ にて 「チェ・ジニョク★Express」 好評連載中!
2013.9.28
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