JYJが3年ぶりに東京ドームに帰ってきた!!
3年の空白を物ともせず、4月2日、3日、4日の三日間に開催された「2013 JYJ Concert in Tokyo Dome~The Return of the JYJ~」の3公演、計15万席のチケットは完売。日本のファンがどれ程の「この時」を待っていたことか!
初日4月2日はあいにくの悪天候・・・・しかしそれを吹き飛ばすファンの熱気が会場を覆い、満員の会場を赤いペンライトが埋める中、前方のモニターは再会までの時間を刻み続け―いよいよカウントダウンのコールが始まると会場は一気にヒートアップ。そして3年ぶりにメインステージから3人が登場すると5万人の歓声で東京ドームが揺れるようだ。
オープニングは『Misson』。そして初のワールドワイド・アルバム「The Beginning」の収録曲 『Ayyy girl 』『Be The One』の3曲をダンスフルかつセクシーなパフォーマンスで会場を魅了、ファンのコールと一体となったステージは圧巻だ。
「お久しぶりですね、僕達やっと東京に戻ってきました!!僕達はJYJです!」とメンバーが声を発すると
会場は「お帰り~」と応え、今日のこの日を待ちわびたJYJとファンとの心が一つに。
「皆さん、本当に本当に会いたかったです。」とジュンス。「皆さんと本当に会いたかったです。長い間待っていてくれてありがとう。みんな~最後まで楽しむ準備はOK?」と続けてユチョンが会場を盛り上げるとジェジュンが「先にユチョンさんが盛り上げちゃうから〜。」と拗ねながら、会場のたくさんのファンが持っている《おかえりJYJ》のメッセージを見て、「おかえり~って言ってくれる人がこんなに沢山いる事が感動です。」と 三人それぞれが万感胸に迫るように会場を見渡し、会場のファンに感謝を伝えた。
日本でのステージに再び立つまでの3年という期間に、JYJはグループとしても、個人としても成長、成熟した。続くソロのステージではその姿を惜しげもなく魅せてくれた。
ジュンスのソロステージでは、昨年リリースしたソロアルバム「TARANTALLEGRA」の収録曲
『Breath』『Lullaby』でキレのあるダンスとバツグンの歌唱力を、そして続く『Uncommitted』, 『Tarantallegra』では、さらにセクシーな腰つきと ダンサーを従えたパワフルなパフォーマンスでカリスマを存分に発揮し、割れんばかりの歓声をあびた。 また「歌詞の内容に僕達の想いがコマッテイマス〜」(こもっています~と言いたかったみたい・・・会場は困惑の空気の後に大爆笑!) と絢香の『みんな空の下』をギターリストと共に感情豊かに熱唱。ファンのすすり泣く声も聞かれた。
ジェジュンのソロステージでは、今年初めにリリースし、新たな彼の魅力をしめしたロックなソロアルバム「Y」の中から『Only Love』を披露し、また『One kiss』ではせり上がるステージ上でファンと目線をあわせ熱気を誘った。さらに中島美嘉の『Glamorous Sky』や『All Alone』 『Mine』でもビートのきいたパワフルな声、艶のあるパフォーマンスで会場を熱狂させた。
ユチョンは安全地帯の『Friend』と、キム・ドンリュルの『An Old Song』を深みのある甘い声でしっとりと歌い上げ、福山雅治の『最愛』でがっちりファンのハートを鷲掴みに。そしてユチョン自身が作詞作曲した『Spring Walk』を初披露し、スイートで明るい春の空気で会場を満たした。
トークでは、「久しぶりにあって、僕たちの見た目とか・・・変わった所はありますか?顔が老けたとか・・・?」とジェジュン。さらに「会場の皆さんはこの3年の間に何かかわりましたか?結婚した?こどもが生まれた?」と笑いを誘いながらも、会えなかった時間、そしてお互いを大切に思う気持ちを共有し、再びこの場に立てた喜びをかみしめていた。
「ドームステージが決まった時は正直不安がありました。こんな大きいドームを埋めるほど、皆が来てくれるのかな・・・って。本当に不安でした。でも今日は安心しました。」と話すのはジュンス。
「でも、もう一つ不安があって、それは歌でも演出でもなくて・・・僕の日本語〜!!(笑)どうやって乗り切るかな?でも頑張ります。」と先ほどのカリスマとは打って変わってのキュートなジュンスに会場は笑いの渦。ファンお待ちかねの「ジュンスタイム~」では懐かしいオヤジギャクも披露。歓声で応える「優しい」会場のファンは、変わらないでいてくれるそんなジュンスがたまらなく愛おしいのだ。
ユチョンも「韓国にいると日本語使わないから・・・やばいです。」と言いつつ、韓国で日本の友達に習ったと最新?ギャグ、「皆さんいつ盛り上がるの?今でしょ〜〜!!!」と会場を盛り上げた。
後半は、揃って再登場し『In Heaven』『Letter from a Boy』『Get Out』の3曲を歌い上げ、会場の熱気を加速させた。『Letter from a Boy』では三人それぞれの日本語で書かれたファンへのメッセージが映し出され、その想いに会場のファンは胸を熱くした。
続いてはトロッコに乗りサインボールを投げて会場内を移動。 『You're』、ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』の挿入歌『Found』を大合唱! 彼らを身近に感じるチャンスとあり会場は大興奮!!「ボールはゲットしましたか?」「ボール投げながら歌うのは難しいですよね〜、音程揺れたりしました。(笑)」とJYJ3人も満面の笑顔。高い壁を乗り越えて再び会うことができたファンとの交流を心から楽しんでいるよう。
終盤では、前回の東京ドームで歌った、会場の皆にとっても大切な思い出の曲-徳永英明の『Rainy Blue』を完璧なハーモニーで披露。感極まってすすり泣くファンの姿もみられた。
「会場のみんなの顔が見たい・・・」と明るくなった会場をくまなく見渡し、「前回、このステージを終えたときは、また会うまでにこんなに時間がかかるとは思っていませんでした・・・」とメンバーは今日を迎えるまでの思いを語った。「今この瞬間が大事な瞬間。皆さんから見せてもらった愛を忘れず頑張っていきます。」(ジュンス) 「もうデビューして10年経ちますが、日本の活動はこれからだと思います。これからも、もっと大きな応援をよろしくお願いします。」(ユチョン)
「僕達3人は、“とにかく頑張ろう!”と今日のこのステージに立ちました。足かけ4年・・・僕達には本当に長い時間でした。色々ありました。 強い気持ちでいれば道は開ける―と思いながら1年が過ぎ、会えないまま2年が過ぎて・・・そしてどんどん怖くなって不安になって・・・それからは1日1日過ぎていく時間が本当に怖かった。でも今は“心配することなんて無かったんだ!”と思えます。これからも皆さんがくれた信頼を裏切らないように、応えていきたいと思います。」(ジェジュン)
三人が語る一言一句に胸を震わせ、今この喜びを分かち合うファンとJYJとの絆をさらに強くした瞬間だった。
最後に「ファンへの思いを込めた」という『Fallen Leaves』と歌い、ファンへ感謝と真心を贈った。
アンコールは、会場がファンからのサプライズで春らしいピンクに染まる中、一体となって踊り、跳ねる『Be My Girl』 『Empty』で会場を最高潮に熱くした三人は、「本当にありがとう。また会いましょう!」 と興奮冷めやまぬ大歓声の中、名残惜しそうステージを後にした。
信じて待ち続けたファン、そしてJYJにとって新しい幕開けとなる今回の東京ドームのステージは、互いの心を満たし、次への希望へつながる素晴らしいステージとなった。
最終日である4月4日のステージは日本全国の映画館で生中継をし、「もう僕らに“別れ”という言葉は似合わない」とファンへメッセージを送った。
2013.4.13
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