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ミュージカル「宮」が日本にやって来た! 出演者記者会見

日本でも人気が定着した感のある韓国ドラマ。その中でも高い人気を誇る作品の一つに「宮」がある。
2006年1月から韓国で放送され、最高視聴率は28.8%を誇り、日本での放送は2006年7月のM-netの初放送を皮切りに現在まで繰り返し放送されている人気作だ。
その人気ドラマをミュージカル化したものが、今回日本に上陸した ミュージカル「宮」
『現代の韓国に皇室が存在したら?』という想定のこの作品は、窮屈な皇室暮らしから解放されたいと願うクールな皇太子と、祖父の約束で無理やり皇室に嫁入りすることになった庶民派のギャルのロマンチックラブコメディー。 昨年5月には韓国で上演され、東方神起のユノ・ユンホが主役を務め、日本からも1万人を超えるファンが韓国まで観劇に駆けつけて韓国の演劇界でも大きな話題となったのは記憶に新しい。その話題作ミュージカル「宮」が6月いよいよ日本に上陸する!!

日本公演でのキャストには、韓国ミュージカル界の実力派キャストに日本でも抜群の人気を誇るSS501
のキム・キュジョンを加え、ダンスシーンなどより強化した形だ。
その日本キャストが勢揃いし、歌唱披露も兼ねた来日記者会見が5月20日、Billboard LIVE 東京にて行われた。

まず初めに登場したのは、人気グループSS501のメンバーであり、主役のイ・シン役であるキム・キュジョン、そして韓国ミュージカル界の実力派女優、シン・チェギョン役を務めるクァク・ソンヨンの二人。軽快なテンポの「Perhaps Love」を息の合った様子で、時折目線を交わしながら歌い上げる。

次に、期待の新人アーティスト、チャン・ユジュン(イ・ユル役)がしっとりとしたバラード「恋の始まり」を。新人とは思えない堂々とした歌声で聞かせてくれる。

三曲目には劇中歌「叶わぬ恋」。クァク・ソンヨンとジョンミン(イ・ユル役)のデュエットはとても切なく、見つめ合い情感を込めて歌う。

最後はラン(イ・シン役)による「Wake Up」。迫力のある歌声とその存在感で舞台を包み込み、韓国ミュージカル俳優の歌唱力の素晴らしさを見せつけた。

続いて質疑応答がスタート

―(キム・キュジョンへ) 今回このミュージカルに挑戦しようと思ったのは?

「SS501としてずっと活動してきましたが、元々から演技にも関心がありました。今回ミュージカル「宮」に出会い、ミュージカルを始めてみよう!という機会を得ました。」

―韓国での初代キャストとしてキャスティングされたユノ・ユンホさんからはどんなアドバイスを?
SS501の他のメンバーからは応援の言葉は?

「ユノ・ユンホさんには電話で『おまえは今からイ・シンだ、シンになりきれ!』というアドバイスをいただきました。他のメンバーに関しましては、それぞれソロ活動をしていますので応援してくれていると思います。」

―(クァク・ソンヨンへ)  「宮」の韓国公演ではユノ・ユンホさん、先月ソウルで上演した「キム・ジョンウク探し」では超新星のユナクさん、今回はキュジョンさんが相手役という特に韓流ファにはうらやましい経験を重ねていますが特に気を使っている所などは?

「(少し困ったように笑い)このような役をいただきとても光栄に思っています。特に、気を使うことはありません。なぜなら皆さんがとても綿密に準備をしていらっしゃるので、私が逆に力をもらえて楽しくお仕事をさせていただいています。」

―(ランへ)  韓国公演についで二度目のシン役ですが、今回日本公演に向けて特に意識していることは?

「今回はセリフの日本語訳を字幕でお見せします。韓国語の分からないお客様に対してパフォーマンスで表現をし、皆さまがもっともっと楽しんでいけるような作品に仕上がっていると思います。」

―(ジョンミンへ)  韓国は「ミュージカル大国」と言われていますが、その韓国のミュージカルシーンの現状や、韓国のミュージカルのどんなところを楽しんでもらいたいか?

「オリジナルのミュージカルが増え、韓国の市場もどんどん大きくなっていますが、まだ規模が小さく評価も高いものではない部分もあります。しかし、この「宮」という公演を通じて韓国ミュージカルがもっと評価をいただけたらいいなと思います。この作品はパフォーマンスをぐっと凝縮し、とても楽しんでいただける作品になっています。」

―(ユジュンへ)今回はミュージカルに初挑戦ですが、ユル役に大抜擢の心境は?

「先輩の方に指導していただきながら練習を頑張っています。初めてこのお話を頂いた時は驚きましたし、とてもうれしかったです。原作がとても魅力的なので、もっと練習を重ねて素敵なユルを皆さんにお届けしたいと思います。どうかご期待下さい!」

―見どころのシーン、キスシーンは?

(キム・キュジョン) 「とても面白く皆様に大変愛された作品です。素晴らしい歌も楽しんでいただけると思います。キスに関しては~まだするのかどうかは・・・公演を見に来ていただければ!と思います。SS501のメンバーとして活躍していましたが、今度はこのメンバーで活躍する姿を見に来てください。」

(クァク・ソンヨン) 「キスシーンは・・・あります!! しかし、まだ練習はしていません~(笑) 高校生の淡くかわいらしいイメージを大切にして演技をしておりますので、皆さま暖かい目でご覧下さい。」

(ラン) 「一人はないと言いますし、一人はあると言っていますが(笑) 実際には…あります!
  キュジョンは練習をしていないので、ないと言ったのかと思います。以前よりもパフォーマンスに工夫をこらして演出していますので10倍楽しめて10倍歯がゆい思いをしたり・・・観客の方をぐいぐい引き込む楽しいものになっておりますので、期待して下さい。」

(ジョンミン) 「シンとチェギョンをめぐって三角関係に陥ります。惜しいのですがユル役はキスシーンは・・・ありません。(笑) でも作品を通じて息を合わせていますので、うらやましくは思ってません!!」

(ユジュン) 「ハイ! ジョンミンさんの言う通りです。キスシーンはありません。チェギョンに怒られるシーンを見所として見て頂ければ良いなぁと思います。」

いつの間にかキスの話題が中心になり、キスシーンの有無を知らなかったキム・キュジョンが「ある!」と聞くや、ガッツポーズをしておどけるなど、すっかり楽屋トークの状態に会場からは笑いが。

最後に「東日本大震災」の被災者の方々に向けて キム・キュジョンから
「韓国で地震の話を聞き、ぜひ負けないで欲しい!という思いでこの日本にやってまいりました。
日本で活動している間にたくさんの友人ができましたし、被害を被った方々に対しましてはとてもつらい思いで一杯です。今後はこのような悲しい事は二度と起こらないようにと思います。この「宮」という作品を見て、悲しくて寂しい思いを吹き飛ばしていただけたらなと思います。」
という言葉が送られ会見を終えた。

ディズニー映画を彷彿させる品のよい音楽、韓国伝統衣装をモダンにアレンジした華麗な舞台衣装、ダンスバトル、甘いバラードなど、見どころ満載なミュージカル「宮」の世界に更にどっぷりはまりそうだ。

【公演情報】
公演日程: 2011年6月11日~7月1日
会  場: 京都四條南座 TEL:075-561-1155 
http://www.shochiku.co.jp/play/minamiza/

料  金: 一等席12,000円/二等席9,000円/三等席5,000円/特別席13,000円
          ※公演日程・キャスト一覧は公式HPにてご確認ください。

チケットWEB松竹〔オンライン販売〕(PC・携帯電話より24時間受付)
PCから http://www1.ticket-web-shochiku.com/pc/
モバイルから http://www1.ticket-web-shochiku.com/
チケットホン松竹 0570-000-489 (受付時間10時~18時)
ブ ロ コ リ〔オンライン販売〕 PCから http://www.brokore.com/
ミュージカル宮コールセンター 03-5458-9600
(受付時間平日9時~18時/土9時~13時/日・祝日休み)

詳細は順次「ミュージカル 宮」日本公式ホームページにて
http://www.musical-k.com

【韓国版「宮ミュージカル」オンエア情報】

5月22日16:00~17:30 衛星劇場 詳細は http://www.eigeki.com

2011.5.28