映画『ラスト・コーション』で大胆に出演した中国女優、タン･ウェイ（湯唯）は一躍トップスターになり、イメージキャラクターを務めるギャラがハリウッド女優チャン･ツィイー（章子怡）並みとなる。
しかし先日、彼女の出演CMが中国テレビ・ラジオ放送を管理する広電総局に、各局へ放送禁止を通達された。あまりに突然で理由不明のため、彼女の映画を見た上級官僚が映画で売国奴を美化したことに不満だからと推測され、彼女が中国であらゆる出演を差し止めたと報道された。

この事件は、ニューヨークにいた監督アン･リー（李安）に驚かせた。アン･リー監督はすぐ「この事件にがっかりした。彼女の演出を肯定する。」という声明文で応援した。