2007年2月24日・25日 東京国際フォーラムにて ケン・チュウ“2007 冬 [I・KEN]1ST CONCERT TOKYO”が満員の中開催され、初日24日に取材班も行って来ました。
ブルーのペンライトが揺れる中、コンサートはスタート。アカペラで「浜辺の歌」を歌うケン・チュウさんと一緒に客席も歌いだします。
『ハロー!』の第1声に、客席からはキャー!と声があがり、一気にヒートアップ。
MCは、「こんばんは」と日本語で話すも、「僕は日本語がだめなので、英語で話すけどOK?」とここから英語で進行となります。
初デートの思い出の曲、彼にとって酸素や血液のビートルズから3曲、思い出の曲、彼の書いた曲、新曲等。又、『帯我離開(連れて行って)』では事前に配ったアイマスクを装着し、「本当の愛は目に見えるものではなくて~僕のソウル(魂)を聞いてください。僕もするから」と音楽を楽しむ工夫や、亡くなってしまった大切な友人のスライドをバックに(途中振り返り)悲しみをこらえながら。と、ケン・チュウさんが選曲した曲を説明し、総立ちとなったアンコール曲『流星雨』を含め、19曲を心を込めて歌います。
アンコール前までの、派手な演出が無くても、彼をそのまま表したような、落ち着いた居心地が良い雰囲気と、最後の夜空を演出したステージが逆に新鮮に映り素敵なステージと聴かせる所はしっかりと聴かせ、乗せるところは会場中が乗るという彼らしい素敵なコンサートとなりました。
セットリスト
01.浜辺の歌
02.一個好人(いい人)
03.中計(わな)
04.HERE WE ARE
05.STAY
06.聴見愛
07.SOMETHING
08.ACROSS THE UNIVERSE
09.I’VE GOT A FEELING
10.INSIDE OF MY GUITER
11.AND I LOVE YOU
12.我不難過
13.PATIENCE
14.バカな恋人
15.帯我離開(連れて行って)
16.黒白
17.復活
18.愛不停止(新曲)
EN.流星雨
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<記者会見>
その後、記者会見が行われました。
コンサートの初めから記者会見中も緊張しているというケン・チュウさん。
日本の観客は音楽のジャンルが広いから、自由に選曲が出来楽しめました。コンサートとは華やかなものではなく、本物を追求するもので一番良い状態で聴いてもらえる様に務めたい。と初ソロコンサートをいかに大切に準備してきたか伝わります。
又、アイマスクは彼の意見で、「僕はすごく自分のいいところと悪いところがはっきり分かっています。たとえば、ダンスとか華やかなパフォーマンスは僕にはあわないと。だからファンにどんなものが一番いい演出なのかを考えたら、目を隠して声を聞かせることがいいのではないかと。今回のスタッフには非常に感謝しています。僕のいろんなアイデアを支えて応援してくれてありがたいです。」と秘話を語りました。
日本語で歌を歌う予定は?又知っている日本語は?の質問には、「僕の日本語の能力はまだ食べ物のことばかりです。今後時間があったら日本語の勉強をしたいと思います。日本で仕事ができるということは嬉しいことですので。頑張ります。」の答えにすかさす「日本語で知っている食べ物は?」の質問に「おすし屋さんで注文するものですね。とろ、あじ、いくら、あわび…」とこれには会見場が笑いの渦に。
途中、ジャッキーさんについての質問では、しんみりとする場面もありましたが、最後には記者達に手を振りながら去っていきました。
記者会見は座りながらでしたが、背筋を伸ばし、日本語はわからなくてもちゃんと質問者の顔を見て質問を聞き、答えるときはその人に向かって話す。そして会見中もコンサートと同じ様に落ち着いた雰囲気で終わりました。
<その後>
実は、記者である私は英語が苦手です。コンサート中も知り合いの記者の方が隣に座っていたのでたまに「今なんと?」と聞きながらレポートを取っていました(笑)。会見で「日本語は、お鮨のネタだけ…」と言われていた、ケン・チュウさんでしたが、2日目は日本語も飛び出し、英語もゆっくりと話されていたそうです。
2007.2.27
写真提供:ASIA PLUS
記事:Epochentertainment invicta |