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『靴に恋する人魚』ダンカン・チョウ合同インタビュー

台湾の大ヒット映画『僕の恋、彼の秘密』でゲイのプレイボーイ役を好演し、ウィンドサーフィンの元香港代表という経歴を持つ、ダンカン・チョウ(周群達)が、9/9公開の映画『靴に恋する人魚』新宿武蔵野館にて行われる舞台挨拶のため来日し、合同インタビューが行われた。

Q:スマイリーという役は、すごく優しい男性だったのですが演じてみての感想はいかがですか?
A:もともと僕はそういう男です(笑)いや、違います。実際、やりすぎるとわざとらしく見えてしまうので、監督からは「この映画は童話っぽいけれども、スマイリーは童話ではなくリアルに演じて欲しい」という希望があり、普段の生活をしているように、あまりわざとらしく演技をしている感じではなくて淡々と、感情もあまり顔に出さないようにと言われました。

Q:ダンカンさんの特徴といえば笑顔なのですが、今回は笑顔を抑えて淡々とした演技をしている所が、逆に「演技をしている」印象を受けたのですが。
A:本来の自分と違う役柄でしたので、そういう時に大切なのは自分の演技を信じることと、相手役を信じること、監督を信じること。あとはリズムですね。動作がゆったりしてると柔らかい感じになりますし。身体の動きなども全て調整して役に近づけていくことが大事だと思います。

Q:ダンカンさんは香港出身ですが、台湾映画界と香港映画界で違いはありますか?
A:確かに違いはありますね。たとえば脚本のスタイルであるとか、ストーリーなども違います。ただ仕事としてはそんなに差を感じた事はありません。とにかく自分に与えられた仕事をしっかりやるという事では同じだと思いますし、いい作品を撮りたいと思っている人はどこにでもいますので、変わりはありません。

と、普段のダンカンさんのイメージと違う役・台湾映画界と香港映画界のギャップを楽しみながら、この作品に挑んだ事が伝わった。

又、「この映画は、男性から見てどう思いますか?」の質問に、「彼女と観に行くといい映画です。とてもロマンティックですし、気持ちのいい、温かみのある作品です。」と男性にもPRを行った。


『靴に恋する人魚』

香港出身のアンディ・ラウ発案によるプロジェクト《FFC:アジア新星流》の第1弾作品。世界中で愛されている名作童話の引用をちりばめ、絵本のページをめくるような、おとぎ話に憧れたすべての女性に贈る、愛と優しさをシュールな寓意で包んだ極上のラブストーリー。台湾金馬奨最優秀美術賞を受賞。

-STORY-
「人魚姫」を愛読する足の不自由なドド。ある時歩けるようになり、誰よりも靴の似合う美しい女性に成長します。そして靴のおかげで素敵な男性と結ばれ、ふたりは幸せに暮らし始めますが...。

出演:ビビアン・スー、ダンカン・チョウ ナレーター:アンディ・ラウ
2006年9月9日 新宿武蔵野館にてロードショー公開
9月下旬テアトル梅田(大阪)、10月名演小劇場(名古屋)ほか全国順次公開。

2006.09.08